昨晩のNY市場は続伸。

米政府機関の予算問題で一時的な閉鎖もあり得るという状況ながらもダウは81ドル高と続伸となっている。
もちろん毎度の茶番劇とも言えなくもないが、少なくとも2018年末は35日ほど実際に政府機関が閉鎖し、一時的な機能不全となったこともあり、そこまだ楽観視もできないだろう。
特に昨今は利下げ絡みで経済指標が重要視されている中で、それらの発表が遅れたり内容があやふやになるのはいただけない。
ただ、それすら利下げのネタになるとして歓迎しているような市場だとしたら、正直呆れてものも言えないのだが。
いずれにしても需給の都合だけで動いているような状況にも見える中で、このまま順調に値を伸ばすことはあまり無いようにも思っている。
ナスダックも68ポイント高と続伸。

ダウ共々先週高値を更新したのちに三日間の調整からの戻りとなる。
これが戻り高値となるかどうか、今晩か明日の晩の結果次第といったところだろうか。
個人的には難しい形になるのではと思っているが、市場を取り巻くポジティブシンキングが多い点には素直に従うべきだろう。
結果次第では、今週末から来週にかけて新値を再度取りに行く可能性も残っているので、ここはどちらかに張るのではなく、慎重に見極めるべきポイントではないだろうか。
先物は一時370円安まで下げたものの結果は100円安、日経平均は月替わりで底打ちか、調整入りか
夜間先物取引は100円安、44890円で取引を終えている。

一時44620円まで下げたのちに買い戻され、結果は100円安まで戻した格好。
チャート的には底を打ったようにも見える形だが、これが確定するのは今日明日の動き次第といったところ。
最低でも昨日の終値の44930円は抜いていかないと反発とは言い切れない。
また、もう一段上の45050円を抜けないとそれが続くかどうかも怪しいし。
いずれにしても一気に抜けたりしな限りはもうしばらく難しい展開が続くと考えている。
日経平均は月末のリバランスが終わり、これで月替わりとなるので、物色の対象や需給が変わる可能性がある。

そういった意味では反発も可能なタイミングではあるが、正直イマイチ盛り上がらない総裁選もあって少々混沌としているのかもしれない。
ステマするような総裁では話にならないが、他の候補もとても推せるような人物でもないので、非常にこちらも厄介な話だ。
いずれにしても今日は反発の兆しが掴めるかどうかであり、実際には来週月曜あたりに方向性が決まるだろうから、今週は上下どちらも大きく振れることはないのではと思っている。