昨晩のNY市場はダウは横這い、ナスダックは大幅反発となった。

大きく押す場面もなくハイテクの反発や対ベトナム貿易交渉、雇用統計の結果など諸々の影響はポジティブに捉えられたようだ。
高値圏であり天井の可能性もまだ残るものの、明日の晩が休場となるため、今晩はそう大きな動きにはつながらないと考えている。
問題は週明けの動きで、金曜を含め週末の経済指標の捉え方やトランプ大統領の動向には注意したい。
もう一段上を目指すにはそれなりの材料が必要ではあるので、一応、調整入りの準備はしておくべきだろう。
ナスダックは反発して再び高値付近まで戻した。

終値ベースでの最高値更新となり、強さを見せつけたと言えるが、明日は休場となるため今晩が週末の取引となる。
仮に今晩続伸となったとしても必ずしも来週につながるわけでは無いので、ダウ同様用心はしておくべき。
月曜までの上昇に対してまだ下げ余地はあると思われるが、果たして週明けの上昇はあるか、今週末のニュースには十分注意しておきたい。
特に7月利下げの話題は一時的な加速剤になるので、トランプ大統領の発言には要注意だ。
先物は終始小幅な動きで70円安、日経平均は底打ちか続落か
夜間先物取引は小幅な値動きのまま70円安で引けた。

このまま反発できるなら、昨日の安値が底打ちとなるが、まだ予断許さじといったところ。
SQの前週ということもあり、判断は難しいが、ここで底打ち反転という可能性はある。
とは言え過信するほどの根拠もないため、今は無理しないでおくべきだろう。
日経平均はこれを受けて横這いの位置からスタートなる。

チャート的には5月22日からの上昇トレンドのレンジ中央で下を支えた格好となるため、今日は安値を切り上げる格好で済むなら底打ち期待も高まることになる。
39400円台がその下値条件となるが、これを割り込むようだと底打ちの難易度は上がる。
とは言え終値ベースで昨日の始値39631円を抜けられるなら、可能性は残せる。
今日決めるなら最低でも昨日の終値39762円は抜いて欲しいところで、できれば高値39943円も抜いて引けてもらいたいとは思うものの、流石に難しいだろうか。
先月後半からの強さは少々異常な雰囲気を感じており、聞くところによると外資の買いが入っているとの噂もあり、底堅さにはそれなりの理由がありそうなので、弱気は禁物だが、用心は必要だろう。
今日もそうだが、明日はNYが休場のため好き勝手できるという見方にもなるので、底打ちへの期待は少々あるのだが、さて、どうなるだろうか。