週末のNY市場は続落。

ダウは444ドル安と大幅続落となり、先週の上昇分を一気に吐き出した格好。
20日移動平均線が目前となり、一旦はそこまで下げるか、さらに下の60日移動平均線までとなるかは今晩次第だが、トランプ大統領の関税施策とインフレ、利下げサイクルの変化に左右されていることは確かなようだ。
チャート的には20日移動平均線が下支えになりそうな気配ではあるが、一気に抜けていくと60日移動平均線までノンストップとなる可能性もある。
月曜の動向には注意が必要だろう。
ナスダックも268ポイント安と反落。

こちらは20日移動平均線を割り込んで更に下降トレンドの上限も割っている。
60日移動平均線が割と近い位置にあるので、一旦底までは下げるだろうが、既に今年に入って3回60日移動平均線を割り込んでいるが、いずれの短時間で戻っているので、今回も明日か明後日には戻せる可能性はある。
関税とインフレの問題は少々頭の痛い話ではあるが、少なくとも一気に下抜けて落ちるまでの状況ではないと思われるので、下降トレンドではあるだろうが今週どこかで一時的に戻ることは可能ではないだろうか。
先物38370円、日経平均は続落で週初を迎える
夜間先物取引は470円安、38370円で引けている。

昨年10月からこれまでの安値の水準に届いた格好だが、月曜のざら場でこれを下髭にできるかどうか、といったところだろう。
仮に下げ止まったのなら、明日からSQにかけて再度戻すことはあるだろうが、とは言え大きな戻りが期待できるかというと、SQを超えないと何とも言えないところだ。
今のところはもう一段下げてからの戻りを期待する方が現実的かと思うが、その値幅については未知数。
これらの状況から、日経平均は続落でスタートとなりそうだ。

一旦38500円割れからのスタートとなるだろうが、チャート上では移動平均線の間になるため、平行チャンネルの上限、38430円付近が支えとなるかどうか、微妙なところだ。
240日移動平均線が37898円に位置するため、ここまで一時的に下げる可能性はあるが、仮にそこまで行ってしまうと今度は戻りが危うくなりかねない。
ここはなんとか38400円台で耐えて、SQまでの間、戻りを演じてくれるとありがたいのだが、果たしてどうだろうか。
日経先物時間帯別目安
- 5分足 38410が最初の上値目安、その上は470円、530円、今の位置から下げていくと苦しい
- 30分足 38410を抜けて行ければ500円くらいまでの戻りはありそう、400円を下抜けたままだと戻りは辛くなる
- 時間足 38410がやはり重要、下値は幅が出る可能性が高い
- 4時間足 38330円を下抜けると38000円割れが濃厚、上値は510円を抜けないと苦しい