週末のNY市場は反発。
ダウは234ドル高の43487ドルと12月の大幅な下落を見せた12月18日の位置に戻ってきた。
12月高値からの半値戻しは達成できていないものの、戻り歩調ではある。
ただ、今晩はキングデーで休場のため、今週は明日の晩からのスタートとなるが、トランプ新大統領就任がどう影響するか。
週末はトランプコイン上場で仮想通過市場、特にSOL(ソラナ)が大きく動いたが、これが一過性かどうかも気になるところだ。
FOMCを来週に控えている点も気になるところではあるが、毎回お約束の大統領就任のご祝儀相場が今回はどうなるか、明日の晩の動きには注目したいところ。
個人的にはある程度のご祝儀があるようには思っているが・・・
ナスダックも反発。
まだ12月高値からの下降トレンドの中にあるが、先週の月曜に打った底から半値戻しは達成でしている。
このまま全値戻しできるかどうか、上昇トレンドに再び乗り切ることができるか、トランプ就任のご祝儀の恩恵をうけることができるかどうか、明日の晩の答え合わせをまつことになる。
トランプコイン
トランプコインについては過度の期待は禁物だが、仮にも大統領自ら建てた仮想通過が、上場直後の急騰を演じた後下がり続けることが許されるとは思えない、というのが個人的な見解。
有象無象の仮想通貨とは少々毛色の違うものと捉えておくべきだろう。
宝くじ気分で手にしてみるくらいは許されるのではないだろうか。
尤も、入手方法は現時点では少々厄介なようだ。
筆者はBybitという取引所で購入可能なことを確認した。
興味のある方はこちらから情報の確認だけでもしてみていただければと思う。
本人確認手続くは免許証やマイナンバーカードを写真で送る形で良い。
先物360円高、日経平均は39000円への再挑戦権を活かせるか
週末の夜間先物取引は360円高と反発。
上値はきっちり平行チャンネルの下限に抑えられてはいるものの、何とか右肩上がりを実現している。
ここから60日移動平均線の38956円、20日移動平均線の39098円を目指せるかどうかが今日のポイントとなりそうだ。
ここでもたつくようだと今週は子の下限のラインに沿った形での動きに限定されることになるが、日銀の金融政策決定会合が今週木金に開催されるため、そこを睨んでの推移となる可能性もある。
そのためフライングがあるとすれば今日か明日で、今晩休場のNY市場を睨んでとなると今晩あたり仕掛けがあっても良さそうである。
いずれにしても、今週は難しい1週間になりそうだ。
これらを鑑みると、日経平均としては今日一気に動くか、週末まで移動平均線の下でじれったい動きに終始するかの二択となりそうだ。
チャート上の平行チャンネルは週末に交差しているが、多少の前後はあるもののここらでどちらかの動きになると考えたい。
10月15日からの下降トレンドと11月28日からの上昇トレンドのどちらに乗ることができるか、金曜の時点では下降トレンドかと思いきや、先物の上昇で上昇トレンドへの道もまだ残されているようだ。
38850円付近は下降トレンドの上限、38950円付近は上昇トレンドの下限と、先物の上値目安にも概ねマッチするのだが、今日はここを抜けて39000円台に入れるか、更に、引けまで維持できるかがトレンド決定のカギとなりそうだ。
一方で、38850円を割ってくると今度は120日移動平均線の38655円が下値の目安になるので、引け方次第では日銀会合前に方向性がある程度決まってしまう可能性もある。
その場合は日銀会合を境にして更にその方向性が強まることも考えられるので、要注意といったところだ。
米国市場の上昇に乗り切れない日本の市場だが、ここは少しでも上昇しておいてもらいたいタイミングでもあるので、ここはひとつ気張ってもらいたいところだ。
日経先物時間足別強弱
- 5分足 38900円~33860円で戻り売りとなるかどうか
- 30分足 5分足と同様、38880円が節目
- 時間足 38910円が節目、この上は39030円で、さらに上抜け確認は39300円と壁が高くなる
- 4時間足 39250円を抜けないと上抜け切れず戻り売り