昨晩のNY市場は続伸と言って良いだろう。

ダウは[前日比を提示]で前日の横這いからさらに上昇。
米中貿易交渉が順調に進んでいると市場は解釈したようだ。
これで直近の上値目安は1月31日からの下降トレンドの上限、43400ドル付近までとなる。
一方の下値目安は、前日の安値、42567.55ドルだが、調整が入った場合は20日移動平均線付近までは範疇となりそうだ。
ナスダックは続伸。

Appleが前日の失望売りから買い戻しが入ったこともあり、ナスダックの右肩上がりが続いている。
このまま2月の高値を目指せるかどうか、ダウもそうだが、今晩以降の経済指標にも注目したい。
今晩のCPI、明日の晩のPPIと重要指標月続く中、市場ではFRBが6月〜7月は金利据え置きで、9月以降に25bpの利下げを2回行うのではないか、という声がある。
先物140円高も前日高値更新ならず
夜間先物取引は140円高、38370円で取引を終えている。

前日の高値こそ抜けてはいないが、まだ上昇継続の期待は続く。
5月13日からの下降トレンドを上抜けてきた点は評価できる。
前日高値38500円を抜けていけるかどうかが、さらには、5月13日の高値38790円を目指せるかどうかに注目したい。
ただし、SQ直前のため、明日以降に失速という可能性もあるため、その点は配慮しておくべきだろう。
これらを受けて、日経平均は続伸期待も上値の重さには注意、となる。

一昨日は窓を空けての上昇、昨日は窓を空けずに済んだものの上髭の陰線で上値を抑えられた格好だった。
先物の終わり方を踏襲するならば、12月19日からの下降トレンド上限を再度上抜いていける可能性がある。
現物は5月13日の高値が先物ほど高くないため、その場合次の高値目安は39000円の節目となるが、先物の38790円も考えておくべきだろう。
一方で下値は月曜の安値付近、38000円の節目が最初の目安となりそうだ。
仮にこれを割る事になると、SQ前でもあり、調整入りとなりそうだ。
週の動きからは火曜の動きを水曜は踏襲することが多いので、今日は続伸が期待されるものの、上値の伸び方次第では、明日以降、様子が変わる可能性もあり、注意したい。
特に突飛高などがあった場合は、要注意である。