昨晩のNYはダウが史上最高値を更新したもののナスダックは低調な動きに終始した。
史上最高値更新とはいいつつもチャートの形は何とも不気味な上髭鍋蓋になってしまったダウだが、普通に考えたらこの後は大きく一気に伸びるか反落していくかといった極端な形で結果が出ることが多い。
NVIDIAの決算にはもう1日必要だが、今晩のチャートがどうなるのか気になるところ。
同じような形の上髭陰線にでもなったら、かなり弱気に傾くのだが、果たしてこの不利な形を一気に逆転できるだろうか。
ナスダックは揉み合い継続。
先週の大きな陰線の中での動きで、どうにも先行きが怪しい形になっている。
とは言え市場の動きは一瞬で変わるので、チャートがどうなっていようとそれを一気に払拭することもある。
全ては明日の晩まで待つしかないのが現状だ。
ただ、用心に越したことはないので、外国株は少し減らしておいた方が良いかもしれない。
先物110円安と続落傾向、日経平均は頭の重い展開が続く
夜間先物は110円安とナスダック同様軟調に終わっている。
どうにも怪しい雰囲気のチャートになっているのだが、先にも書いた通り、動き次第で一瞬で形を変えることもできるのも相場なので、決め打ちはしないでおきたい。
が、やはり気になるのは気になるのだから、ここは用心しながら過ごすべきだろう。
120日移動平均線で止まっているかのように見えるが、支えきれているとは言い難い状況だ。
日経平均も過去の高値ラインと120日移動平均線ともども、下支えとなっているかどうか微妙ば形になっている。
先週末は何とか上抜けたかに見えたのだが昨日失速。
先物も夜間で振るわず38000円を割り込んでいる状況で、NYの動きも今ひとつとなると、どう考えてもプラス要素が無い。
下値はやはり37529円の20日移動平均線が目安で、間にあるこの高値ラインの37887円や37674円も節目にはなるかもしれないが、あまり機能はしないだろう。
この37529円を割ってくると一気に不安的中となるのだが、逆に今日そこまで下げて戻してしまうとまた悩むことにもなる。
何にしても決定権は今日には無いので、1日我慢の日となりそうだ。
上抜けるとは思えないこの雰囲気の中で上値を考えるのは気が引けるのだが、38182円の60日移動平均線まで伸びる可能性は無くもない、とだけ添えておく。