昨晩のNY市場は大幅に続伸となった。
236ドル高のダウは5連騰、8月安値からは陰線を挟みつつ8月頭の位置まで戻ってきた。
ジャクソンホール前でここまで戻してくると、すでに織り込み済みかとも思われるが、逆に期待通り出なかった場合が少々怖い。
トリプルトップとなって二番底を見に行くのか、このまま振り切って高値更新を続けて行くのか、答えは週後半か来週といったところだろうか。
ナスダックも8連騰で18000ポイントに迫る。
ダウと共にV字回復でここまで戻ってきて、さてどうなるのやらといったところ。
7月の最初の下げの踊り場まで手が届いているので、一旦はそこで止まるのか、はたまた7月高値を奪還しに行くのか、これはダウ同様来週までお預けになりそうだ。
目先18000ポイント前後で踊り場となりそうにも思える。
先物630円高で日経平均は行って来いも、孕み線続きで天井形成を暗示
夜間先物取引はNYのおかげもあってか630円高、昨日の安値から一転、37800円に値を戻した。
ただ、チャートを見ると孕み線の連続で、移動平均線の間に挟まった格好はどうにも窮屈に見えて仕方がない。
今日もこの三本の移動平均線の間で動くのか、といったところだろうか。
日経平均もこれに合わせる形の動きになりそうだ。
今週に入って再び夜間先物が扇動する格好で、朝の突飛高、突飛安から始まる日が続きそうだ。
過去の高値ラインもここに二本集中しており、上値の目安や下値支えがそれなりに想定はしやすいのだが、今日もそれに倣った動きとなるかどうか。
上から60日移動平均線の38189円、240日移動平均線の37979円、過去の高値ラインの1つ37887円、もう1つの高値ライン37674円、20日移動平均線の37126円。
今日はこれらを意識しておけば概ね捌けるのでは、と思っている。
ジャクソンホール会議が気になるので、20日を過ぎて月末に向けての本来の動きが阻害され、結果その分先延ばしになって一気に動き出す可能性もあるため、今週から来週にかけてガラッと動きが変わるかもしれない。
そういった意味で今勝負に出るのは少々気後れしてしまうのが正直なところだ。