週末のNYは続伸。
ダウは90ドル高で40000ドル台をキープ、4連騰となった。
利下げに対する期待は織り込み済みと考えると、今週はジャクソンホールでのFRB議長の発言が気になるところだが、仮に期待を裏切る形になった場合は再度下落、ということもあり得る。
期待通りでも織り込み済みなら勢いは収まるし、相当なインパクトがないとここから更にの上昇は難しいと考えるのが妥当だろう。
企業の業績についてはそう悪いものでもないし、小売売上高や雇用統計、失業者保険申請数などもネガティブな様子ではないのだが、逆にポジティブな要素として捉えるにも難しい状況だ。
ナスダックも7連騰で8月頭の高値に迫る位置まで戻ってきた。
ダウ同様ここから抜けるにな何かしらインパクトのある要素が必要になるが、ここを抜けるかどうかが今週の山場となる。
仮に天井形成となるなら二番底探しに向かうので、ここまでの戻りに対する半値付近にある120日移動平均線を下抜けるかどうかといったところ。
やはりジャクソンホール前後の動きが重要になりそうだ。
先物450円安、戻れなければ日経平均は天井となる
週末の夜間先物取引はざら場の38000円から大きく交代、450円安の37640円となった。
金曜の日足の半値押しまで一時下げたがその後は戻しての終わり方で、微妙な状況だ。
今日は60日と120日の移動平均線を抜けるかどうかが1つの鍵となりそうだ。
それらを上抜ければまだ上昇の余地はあると考えてもいいのだが、抜けられないと20日から月末にかけて苦しくなる。
そう言った状況から現物の方は今日と明日が正念場になるだろう。
ここで下げていくと二番底探しに向かうと思われるため、せっかく抜けた20日移動平均線に再び近づいていく事にもなりかねない。
先物の終値37640円付近は過去の高値ラインの下であるし、日経平均の金曜の日足で見ると半値押しより下になる。
となると金曜の始値付近までの押しはあってもおかしくはないため、37300円付近までが最初の下値目安となりそうだ。
これは夜間先物の安値付近にもなるため、割と現実味のある数字とも言える。
上値は120日移動平均線の38000円付近、その上は60日移動平均線の38216円とハードルがかなり高く頭を抑えるものが多く、今日は難しい1日となりそうだ。