昨晩のNY市場は反発。
想定より少し早いタイミングで下げ止まった印象ではあるが、ダウはこれで1/3押し付近での反発となり、一旦底打ち感が出そうだ。
尤も本当に反転してくるかどうかまではわからず、今晩の動き次第では再度下落傾向が続く可能性もあるのでまだ安心はできない。
とは言え直近の上げ幅に対する半値押しまでには至っていないので、期待はしても良さそうだ。
高値からの下落が2営業日で止まったことで、ここで踏ん張れるならV字回復も少し考えたくなるところ。
ナスダックはダウよりも顕著な動きとなった。
売り込まれていた半導体やハイテクの買い戻しもあってか一気に20日移動平均線まで戻してきた格好。
こちらは5月末からの上げに対する1/3押し付近での反発となったが、今晩20日移動平均線を抜いて引ければ底打ちはほぼ確実となりそうだ。
そううまく行くかどうかはわからないが、市場のネタ的にはバイデン氏の勇退とハリス氏の候補確立で落ち着いてきた大統領選挙くらいしか今の所無さそうなので、一旦は底打ちと見ても良いだろう。
油断は禁物ではあるが。
先物390円高で日経平均は底打ち期待も上値は重そうな様子
先版の夜間先物取引は、ざら場の終値から徐々に上げ幅を広げていって、結果390円高と昨日の下げ幅を吸収して終えている。
これで一旦底打ちか、とも思えるのだが、NY市場の指数とは違ってこちらはまだ20日移動平均線の下にある。
その為、今日のところは上値は限定的となりそうだ。
そういった視点で日経平均を見ると、40000円の節目と20日移動平均線の40335円が今日の上値目安になりそうだ。
下値は今日は考えたく無いのだが、昨日の陰線の中央値39750円くらいまでは一応目安として覚えておく。
今日仮に先の上値の目安2つを抜いていけるなら、V字回復も期待して良いのだろうが、そう甘い話にはならないだろう。
6月17日から見た上げ幅の半値押しとなってしまった以上、ここからの一時的な反発は期待できるとしても、やはり二番天井探しで反発が終わってしまう可能性は十分ある。
直近で41000円付近までの上昇は見込めるだろうが、そこから上はタイミング的に難しいかもしれない。
ただし、本格的な夏休み入りとなる8月上旬までの間は、相場が閑散となる中でそう売り込まれることも少なそうなので、ある程度の反発は期待しても良いのでは無いだろうか。