昨晩のNY市場はダウが大幅に反落。
ざら場高値の更新はしもたののその後失速、二日間の上昇分の半分以上の下げを演じて引けている。
昨日、「青天井でこの先はわからない」と書いたばかりなのだが、ここまで急にブレーキがかかるとは思っていなかった。
とは言えある意味急激な上昇に対する素直な反応でもあるので、わかりやすいと言えばそうでもある。
7月10日からの上昇幅に対して概ね1/3となる位置での引けなので、今晩次第では踏ん張れる可能性も残っているが、逆にもう400ドルほど下げると半値押しになるのでナスダック同様注意が必要だろうか。
さてそのナスダックは半導体部門の大幅な売り込みによって続落となった。
日経平均がシンクロしているのではと思いたくなるような進み具合だが、下髭が出たことで今晩次第では底打ちする可能性も多少出てきた。
それでもまだ300ポイント程度の下げ余地は残っているので、来週火曜くらいまでは難しいかもしれない。
先物続落、日経平均の底打ちは未だ見えず
夜間先物取引は一時プラス権を維持していたがNY市場の下落に呼応するかのように落ちていってしまった。
一時40000円割れとなっての40020円での引けは、まだ下げ余地を残していると思わせる形だ。
この先の下値の目安は7月2日の始値や安値付近と、60日移動平均線のいずれかだろう。
そう言った観点で現物を見てみる。
現物の7月2日の始値は39543円、安値が39457円、60日移動平均線が39464円なので、概ね39500円割れが当面の下値の目安だろうか。
今日はそこまで一気にいくかどうかはわからないものの、40000円で下げ止まることは少々難しそうだ。
少なくともスタート後にあっさり40000円は割り込んできそうで、その後の展開次第では先の目安まで辿り着いてもおかしくはなかろう。
そう考えると上値の目安を想定する気力も失せるのだが、あえて想定してみるならば、先物の昨晩の高値40360円付近だろうか。
終値の40126円は9時半までには一度は着ける可能性もあるだろう。
何れにしても今日のところは正直あまり前向きになれない1日なりそうだ。