昨晩のNYは3指数とも上昇、利下げ云々は織り込み済みとなった模様。
ダウはきっちり反転してきた。
まだ予断許さない状況ではあるが、12日の高値と一昨日の安値から見て半値を戻して来たので、これで二番底確認が済んだと考えると、最低限緩やかな上昇トレンドを維持できそうに見える。
今晩あたり20日移動平均線を抜けられるなら、それらは確定と考えてもいいだろう。
利下げ云々よりも業績、特にAIを中心としたハイテク部門を中心とした相場になっている点が下支えとなっている様に思える。
そう言った意味ではナスダックのこの上昇っぷりは納得もできよう。
この時期のナスダックは極端な動きが多くなって来た様だが、とにかく青天井とはまさに、といった感じ。
どこかで行き切りするだろう、と言っている間は止まらないのが常で、18000ポイントにも手が届くか、という状況だ。
利下げは年末頃になるのでは、という予測がある中で、先にも書いたが金利が上がってももう十分織り込み済みということだろう。
どこかで急に利上げという話が出てこない限りは、大きく崩れることもない様に思う。
先物430円高もまだ予断許さず、日経平均は上下方向性が決まる正念場
夜間先物取引は430円高、38430円で取引を終えている。
昨日の下げ幅に対しては半値戻し達成、と言ったところだが、11日の高値から見た場合はまだ半値戻しにはなっておらず、下降トレンドにハマるかどうかは今日の動き次第といったところ。
先物から見ると38500円台半ばがそれに当たるのだが、ちょうど移動平均線と下降トレンドの上限が混じり合っている付近で、かなりあやふやな位置になる。
一方で、現物の方は、もう少し高い位置が要求されている。
直近の高値と安値の半値戻しの位置は38630円付近なだが、下降トレンド上限がその辺りに来ていて、20日移動平均線もほぼその位置なので、今日はそこが目標になりそうだ。
これを抜けて弾けることができたなら、4月から見て3度目の正直(底打ち)、となりそうだ。
一方でこれをクリアできない場合は、再び下降トレンド継続となり少なくとも今週一杯、場合によっては月末付近まで調整が続く可能性がある。
まずは昨日空けた窓埋めとなる38554円付近が最初の上値目安になるので、寄り付き後の動きに注目、10時を過ぎてだれてしまうと少々不利になるので、少なくともその付近までで止まって欲しいところ。
これが難しい場合は昨日の陰線の下に潜り込む事になるので、苦しい状況になる。
一時的に下げるとしても、38150円付近で止まって戻れるならまだ芽もありそうだが、下げてしまった場合はそこが正念場となるだろう。