昨晩のNYはほぼ横ばいとなった。
米国債利回りが低下したものの手がかりの少ない中、ダウは小動きの結果小幅高に終わっている。
今晩か明日の晩に動くことになりそうだが、上下の抵抗が少ない位置のため掴みづらい形。
場合によっては再度天井となって調整入りにもなりそうな格好なので、注意が必要だろう。
ナスダックは小幅反落。
一昨日はダウ以上に伸びたのでその反動と考えると十分頑張った結果といえよう。
こちらも一旦押しても良いような格好になっているが、過去の高値ラインが下値支えになってくれれば、という淡い期待は持てる状態。
指標のあまりない空白な時間帯だけに方向感を探るのに少々苦労するのだが、今後の指標については以前よりもネガティブなものが増える可能性が高いため、利下げへの期待だけで今の位置を保てるかどうかは微妙だろう。
先物180円安で日経平均は反落の予想、窓を埋めるか埋めないかが手がかり
昨晩の先物夜間取引は180円の38700円で引けとなった。
SQ目前でサプライズもないだろうと思われるが、そうなると38500円どころか39000円が焦点になるだろうか。
今日はその辺りの試金石となりそうだ。
そう言った観点で現物のチャートを見ると、昨日空けた窓が気になってくる。
窓の下限が38365円付近なので、ここを今日の下値の目処として、上限となる38419円が最初の下値目安となる。
これら2つの目安をさらに下抜けていくと、SQに対して直前ながらの仕掛けとなるのだろうが、流石にどうだろうか。
ただ、NYが位置的に不安定な状況だけに、ヘッジ目的で売買が一方向に固まると意外に大きく動くことにもなるので、油断せず注視すべきだろう。
仮に窓埋め拒否で続伸してくれるなら、再度39000円付近までは伸びてくれるだろうが、それ以上はやはりSQ前の仕掛けとなるので、今ひとつ信憑性に欠ける話。
今日は何か確固たる意思が加わらない限り、頼りない状況での取引となりそうだ。