昨晩のNYは結果はまちまち。
ダウはざら場で一時38349ドルを付けた後に急落、結果87ドル高と小幅高で終わった。
FOMCでは結局利上げへの言及はなく金利は維持、政策も維持と、概ね予想通りではあったものの、雇用統計は予想を上回っており、まだまだ余談を許さない状況が続きそうだ。
もっとも午後の急落は為替介入によるドル安の影響もあったかもしれないが、それにしても随分な動きとなったものだ。
何れにしてもチャート上では短期的なダブルトップにも見えるし、かと言って大きく下げていく場面かどうかは怪しいため、今週は成り行きを見るしかないと思われる。
下値の支えとなりそうな120日移動平均線をどう見るか、と言ったところ。
ナスダックは続落。
ダウ同様上髭の長い陰線となったが、こちらはもう少し下げ余地がありそうだ。
ファンダメンタルズがわやくちゃな状況でここはチャートの形だけで想定するしかないのだが、やはり120日移動平均線と平行チャンネルの下限や過去の高値ラインが収斂しているあたりを底にする形で止まってくれれば、と言ったところ。
反発のタイミングは今週末ギリギリか、来週に持ち越し、と言ったことになりそうだ。
為替介入?ドル円は155円再びで先物急落、日経平均は窓空けのスタート
夜間先物は一時38490円まであっての37840円の引けと、厄介な位置。
日銀の為替介入もあってかドル円が一時153円割れまで下げ、155円前後の推移となっているのだが、その影響もあってか先物も急落している。
厄介な話だが、これを受けた日経平均は前日と全く反対の、窓を空けての下落スタートとなりそうだ。
連休の谷間ということもあってこの下げはそう大きな下げにつながらないとは思いつつも、37700円割れまでは想定しておくべき位置になる。
最悪37500円台もあるかもしれないが、明後日から連休再開ということもあって、売り急ぐ可能性も考えると、十分あり得るとも言えそうだ。
一方で週末にかけて来週のSQに向けた最終セッティングもあるだろうから、ここで大きく下げると、来週はそれなりに反発も期待できるかもしれない。
そう言った意味では今日下げたとしても、来週なんとか持ち直してくれるのでは、という期待もなくはないのだが、現物の取引としては今週は今日が最後なので、まずは下値の確認と資金の維持に努める1日となりそうだ。