昨晩のNYはダウは小幅ながらナスダックが大幅続落となった。
ダウは先行して下げていただけにここへ来て横這い状態となったが、反転の兆しが今ひとつ見えてこない。
120日移動平均線まで概ね届いたところで漸く下げ止まったかに見えてはいるものの、まだおぼつかない様子に見える。
今晩あたりでどうか、とも思うのだが、はっきりとした反発ではなく自立反発くらいなら、と言ったところだろうか。
利下げ期待はかなり遠のいているので、金利に纏わる話では動きそうになく、手がかりを探す格好。
ナスダックは長期金利が上昇を続けていることで漸く目が覚めたかのような下落となっている。
今の位置はチャート上では中途半端なのだが、2月に下げた時の下値付近に近づいているので、もう一押しあったところで底打ちとなるかどうか。
何れにしても15000ポイント付近まではあると考えておいて反発のタイミングを待つしかないだろう。
ダウもナスダックもここ最近の高値から5%超の下げとなっているため、そろそろ反発してもいいのでは、とも思うが、どこまで戻せるかはわからないのが正直なところだ。
引け前の急落から夜間先物は更に下落、日経平均は底を打てるか
昨日は想定の範囲での反発、となるかと思いきや、後場の13時過ぎからの下落で一気に38000円を割り込んだ日経平均だったが、夜間先物は更に下げて37720円となっている。
こちらもナスダック同様中途半端なチャートの位置になっているのだが、去年10月から引き延ばしてきていた並行チャンネルの下限が概ねこの位置となったので、若干の期待は持てそうだ。
これを踏まえての日経平均だが、流石にこちらのチャートでは違う見方となる。
過去の高値ラインが37674円にあるので、この辺りで手を打ってくれれば、という淡い期待があるのだが、何れにしても今日あたりで止まってくれないと、次は37000円割れも考えなくてはならなくなる。
火曜から始まったので木曜で落ち着いてくれれば底打ちとなる可能性はあるのだが、どうだろうか。
うまく反転してくれるなら、60日移動平均線の38359円付近までは期待もできそうだが、まだ兆しが見えていないので、今日の今日は難しいかもしれない。
何れにしても想定を超えての下落ではあったが、今日想定の範囲で動いてくれたらなんとか持ち直せそうには思えるので、期待しつつ今日の相場を眺めるとしよう。