昨晩のNYは大幅に下落して取引を終えた。
ダウは422ドル安の38461ドルで引け、60日移動平均線を割り込んでの終値となった。
CPIが予想を上回ったこともあるだろうが、それに乗じた売りじかけがうまくハマったとも言えよう。
年内3回の利下げに対する期待をうまく利用された形になった結果だが、この位置で長く止まるのは避けたいところ。
週の後半に今の位置のままとなると、来週が厳しくなるので、今晩は少しでも戻しておく必要があるのだが、その要望が通るかどうかは少々怪しい。
ナスダックはダウほど厳しい形ではないが、上昇局面に戻るのは難しそうだ。
今のところはこのままズルッと落ちないようなんとか踏みとどまっている、といった状況に見える。
今晩の指標次第ではあるが、それがとどめにならないことを願うばかりだ。
ダウにしてもナスダックにしても、ここでもう一段の下げとなると戻るには苦労しそうなのだが、今のところはネガティブな印象が強い。
NYに煽られ先物は430円安、日経平均は再度調整で39000円割れも視野に
NYを煽りを受けての事かどうかわからないが、先物は430円安、39120円で夜間取引を終えた。
平行チャンネルの下限で止まりそうにも見えるが、なにぶんSQ前なので突飛な動きをする可能性もある。
その場合は3月安値付近まで一気に下げる瞬間もあるため、今日は注意が必要だろう。
下値の目安は二番底確認もあるので現物チャートの平行チャンネルの下限38900円付近が1つ目。
その下になると先日のざら場安値の38700円台、更に大きく動かしてくる場合は38500円も一応考えておく。
その一方で、SQ前の清算が済めば一気に戻る可能性もあるので、結局39300円台には戻ってくることにもなりそうだが、上値の目安は今のところ想定しづらい。
用事が済めば憑き物が取れたように急反発する可能性もあるので、空売りなどする場合は少々留意すべきだろう。