昨晩のNYはまちまち。
ダウは46ドル高と小幅高、ここ数日横ばい状態。
20日移動平均線を中心に上下の位置で、やや弱気な展開に見える。
SQもあって来週はFOMCもあってのことなので、難しい展開が続くことになりそうだ。
少なくとも利下げに対して極端な発言は出ないだろうが、実施の目処が立たない間はなかなか右肩上がりを続けることはできないだろう。
ナスダックは続落となり、65ポイント安。
先週水曜の位置に戻って来た格好で、まだ20日移動平均線の上ではある。
今晩あたり、これを下回ってくると、少々不利な展開が続きそうで、ダウ同様SQやFOMCまで気を使う相場が続きそうだ。
先物350円安、日経平均続落となると38000円割れも
昨晩の夜間先物取引は終始売りが先行、引けは38180円となっている。
先週木曜高値40570円に対して安値38090円はほぼ2500円の下げとなり、2月8日あたりからの上昇に対しては半値以上の下げとなった。
これを現物の方に当ててみると、2月7日の安値35854円から3月7日高値40472円の4618円の上昇に対して、昨日の安値38496円は1976円の下げとなっており、まだ半値押しまでにはなっていない。
ただ、すでに1/3は達成済みで、今朝の先物の様子を鑑みるに38200円は割れて来そうで、そうなると半値押しも達成しそうだ。
「半値戻しは全値戻し」に倣うなら、このまま36000円前後までの下落も一応考慮しておくべきかもしれない。
もちろんそう簡単にはいかないだろうが、持ち玉の整理はそれなりに考えるべきだろう。
今日の下値についてはまずはスタートが38400円台と500円割れの想定で、そこからは38000円が最初の目安になりそうだ。
その上で、1990円2月8日の37887円付近が安値目安だろうか。
昨日の今日で反発は難しいと思うが、上値としては昨日の安値付近の38500円、その上は終値の38820円や20日移動平均線の38810円付近までだが、かえってそこまで戻してしまうと逆に戻り売りとなりそうで、明日もう一段の下げが見えて来そうだ。
何れにしてもまだ今日明日は弱気の展開となるだろうから、資金の確保を冷静に行なっていくことをお勧めしたい。
まだ落ちるナイフを掴むタイミングではないように思われる。