昨晩のNYは大幅反落。
ダウは404ドル安、39587ドルと下げ、平行チャンネルの下限を割って引けている。
流石にこうなると、少なくとも1日の調整は必要で、6日のパウエル議長の下院での議会証言が終わるまでは様子を見ないとならないだろう。
これが2月13日の下げた後のように一時的に戻ることがあったとしても、やはり数日は調整となる見込みなので、反転上昇はしばらくお預けとなりそうだ。
ナスダックも同様に大幅な反落。
こちらは20日移動平均線の上で止まった様にも見えるので、上昇傾向は維持できる可能性も残っているが、利下げに対する否定的なコメントが出るとなるともう一段調整が入ってもおかしくはなく、堅調だったハイテク株への影響は避けられないだろう。
これが一時的であったとしてもやはり数日は調整となるはずなので、よほどのサプライズがない限り、一気に戻っていくことはなさそうだ。
総じてNY市場は短期的な調整入りが想定される。
先物39770円、日経平均は天井形成へ向かう可能性
昨晩の夜間取引で日経先物は39770円、360円安での引けとなっている。
1日の陽線の始値終値で見た半値押しは39615円。
ここを割ってくると下げ基調が強くなるため、今日はその辺りを意識してみておくべきだろう。
現物の方も概ね同じ値段が目安となる。
39600円前後を割ってくると弱気が強くなるため、日経平均は天井形成となりそうだ。
下値の目安は27日火曜のざら場高値39426円付近で、ここまで届いたら、39800円まで戻らない限りは調整入りと判断できる。
一方で、これがフェイクで2月SQの様な動きをしていくことになるのならば、遅くとも後場の引けには39800円付近まで戻ってこなければならない。
NYのことを考えると尚更ややこしいのだが、SQ後も上昇傾向が続くのであれば、今日はそれくらいの動きは必要になる。
何れにしても前場は弱い想定となるが、あらかじめ準備しておいたのならいいが、つい買ってしまってという場合は投げるかどうか、判断となる日になるだろう。