週末のNYはダウが続伸
ダウは踊り場形成を待たずして上昇開始し順当な上がり方と言えよう。
この流れならとりあえずもう数日間、月末に向けて維持できそうに見えるが、問題は12月に入ってからの動きで、クリスマス商戦が順調でそれ以外にトラブルが起きなければ、という条件付きとなる。
今のところウクライナや中東の情勢は火種があまり見つからないので、上手くいけば高値奪回もありそうだが、それまで大人しくしていてくれるだろうか。
ナスダックは小幅安の調整とな理、こちらは少し踊り場形成に見える。
これはこれで悪い形ではないが、今日明日で踏ん切りをつけていかないと、今度は調整に入る可能性があるので、注意を要する位置だ。
半導体関連が先週末にかけて失速していたのが気になるが、今週巻き返しなるか、注目したい。
先物140円高で日経平均も上昇継続の見込み
週末の日経先物は33740円で夜間取引を終えている。
軽い調整から順調に3連騰となり、今日このままなら4連騰確定。
小幅な連騰は小気味いいもので、安心して上昇感を得ることが出来るのだが、高値圏でのこういった動きは安定感が大事でもある。
そう言った意味ではここしばらくの先物の動きは素直にも見える。
一方、現物に目をやると、いよいよ34000円が見えてきそうでもある。
終値ベースの年初来高値更新は目前、その上は直近のざら場高値33853円があるのだが、今週、いや、今日クリアできるかもしれない。
巷では日経平均35000円という話も出ているのだが、何れにしても12月SQまでは概ねこの流れは続くと考えるなら、あり得ない話でもない。
そういったことを念頭に置きつつ、今日は高値目安を34000円、下値は押したとして先日の小さく残っている窓埋めで33600円割れ程度まで、という想定をしておきたい。
上下これ以上に振れる可能性はあるが、少なくとも下振れが大きくなるようでは週初としては思いやられるので、できれば上振れを期待したいところだ。