昨晩のNYは結果だけ見るとまちまちだが、ほぼ横這いと言っていいだろう。
ここ三日間上髭の長い展開のダウだが、昨日五日ぶりに陰線が出現。
再度下落か、とも見えなくもないのだが、60日移動平均線が下支えとなっている。
上値はどうやら20日移動平均線に影響を受けているためとも思えるが、ここは短期的に見て上下どちらか決まりそうな気配だ。
今晩次第では一旦、35000ドルの方へ再度舵を切っても良さそうに見える。
逆に行くと9月の安値を更新になりかねないので、意外に今晩は重要となりそうだ。
CPIはほぼ想定通りだったが、小売売上高の結果次第で波乱ともなりかねないので、今晩は要注意だろう。
NASDAQも横這いと言っていい上昇幅。
9月は利上げせずという見方が有利の様だが、年内もう1回はあるだろうという話に切り替わっているので、目先は悪い話ではないのだが、時期的には換金の増える期間に入ってくるので、なかなか一方的にとは行かなさそう。
8月後半からの上げ基調に再び乗ることは流石に無理のようなので、しばらくは横這いから再度トレンド探しとなりそうだ。
先物が32650円、日経平均は昨日高値付近からのスタート
米国市場の中途半端な結果はさておき、日経先物は堅調な結果となった。
これでSQ当日の下げは概ねクリアできたので、ここから再度巻き返しなるか、と言ったところだろう。
現物のチャートとしては昨日の高値32872円付近からのスタートとなりそうだが、そうなると直近の高値目安32920円はさほど苦ではないだろう。
そこから上値を探るとなると、まず33000円の節目があって、欲を言えば過去の高値ラインの33187円があるのだが、もう一段上のトレンドレンジ上限になる33250円付近までを、一応挙げておきたい。
もちろん今日一気に行くとも思えないのだが、日経平均が上がるとしたら今週から週明けくらいまでが妥当な時期で、そのあとは20日以降の換金や利益確定の売り、月末に向かっての売りと言った売り圧力と、期末の権利取りの買いが交差してくるので、厄介な動きになりやすい。
そう言ったしがらみが少ない今のうちに素直に上げておいてもらったほうが良いのでは、という個人的な見解でもある。
一応下値も想定してみると、寄り付きが高い分、失望感が出やすいので、昨日の安値32600円前後が目安になるだろう。
これを下抜けると32550円の20日移動平均線のラインまでとなるが、ここで止まるなら戻る余地もある。
ただ、これを下抜くとなると何かがあるのではと勘ぐりたくもなるので、疑心暗鬼になると32300円台まで伸びてしまうので、その場合は情報収集が必要となるだろう。