週末のNYはまちまち
ダウは115ドル高の34873ドルでの引けとなった。
新しくレンジを引き直してみたのだが、やはりまだレンジ中央での揉み合い状態。
昨年12月の高値ラインを足がかりにここからもう少し上を目指せるかどうかといったところ。
次のFOMCまでの間のイベントも気がかりだが、ここから10月〜11月のファンドの決算期に向かって換金が増える傾向になるので、揉み合いが続きそうだ。
今のところ9月のFOMCでは当初は利上げ再開が濃厚とみられていたが、直近の経済指標は想定よりも落ち込んでいる様子が窺えるため、利上げ説は少し勢いがなくなってきている。
そういった意味では市場にとってプラスかもしれないが、裏を返せば想定よりも景気判断は悪いということにもなるので、両手をあげて喜べない点もある。
諸々考えると複雑な話になってくるので、今月はややこしくなりそうだ。
一方のナスダックはほぼ横這いだった。
新しく引いたレンジの上限付近にいるようだが、このまま右肩上がりもできそうではある。
ただし、陰線が大きくなったので、少々難しい気もしている。
8月25日からの上昇が続いていたので、一服してもいい頃かもしれない。
先物は60円高で週明けも日経平均のスタートは良さそう
週末の先物は32760円と右肩上がりを維持して引けとなった。
このまま週明けも続くなら、もう少し上もあってもいいかもしれない。
ただし、レンジ上限ギリギリの位置なので、上値余地はあまりないさそうだ。
それを踏まえての日経平均だが、先物に鞘寄せするとしたら、現物はレンジを上抜けることになる。
ある意味これは朗報で、そうなると32800円〜32900円台に少なくとも一時的にでも入ることになりそうだ。
ただ、引けでその位置を保てないと翌日にはつながりにくいので、火曜以降、SQまでの間でもう一段上げるとするなら、33000円までが限界となりそうだ。
そう考えると月曜は実のところ、寄り付きは高いかもしれないが、9時半か10時から下げに転じる可能性もあるので、注意が必要だ。
後場になって陰線で推移した場合は、位置が位置だけに再度調整に向かう可能性もある。
SQの週なので、そういったナーバスな動きになる可能性は十分あるだろう。
上値目処は先ほどの32800円台から32900円くらいまでが最初の目安で、その上は33000円となるが、そこまで伸びるかは微妙だ。
逆に早い時間から32700円を割ってしまうと、先週目標の終値付近、32600円割れまでは簡単に届きそうで、その下を見てしまうと32500円近くまでとなる。
週明けだけに寄り付きの短時間は賑わうかもしれないが、その後の動きは9月月初の需給がどのくらい良い方向に傾くかで決まるので、乗るか反るかの判断は様子を見てからが良いだろう。