昨晩のNYはダウが大幅反落に対してナスダックは小幅続伸。
ダウは168ドル安、34721ドルと、おとといの上昇分のほぼ半値まで押してきた。
今晩次第ではあるがここを破ると再度34000ドル付近までは調整が入りそうだ。
経済指標に関しては結局利上げ云々としか取り上げられないので、大したネタはなさそうで、そうなると残るは企業業績にどこまで期待が寄せられているかになるので、今のところはグロース市場の方が部は良さそうだ。
ナスダックはそういった意味で、天井っぽい動きではあるもののまだ余地は残っている。
このまま3月からのトレンドレンジに戻って右肩上がりが続く可能性も残っているが、金利云々ではなく業績に対する期待で動いていけるなら、それは可能だろう。
この付近は空白地帯なので上も下もあまり手掛かりが見えないのだが、やはり7月後半に少々揉んでいた位置でもあるので、これを抜けるのは苦しそうだが、抜けられたならば再度高値にチャレンジも可能だろう。
先物不発で日経平均は調整入り
結局先物は残念な結果だった。
とは言えまだ完全に落ち込むとまでは言えず、横這いの余地は残っているので、上値は重いだろうが下値も限定できそうだ。
20日移動平均線までで止まるなら、といったところだろうか。
そういう目で日経平均を見てみる。
20日移動平均線は32187円なので、ここまでを下値とした場合、その上はやはり昨日の始値付近、32360円の近辺になる。
ここが下値の目安で、止まってくれれば、という期待。
ただ、この2つのラインを下に抜けてしまうと、結局32000円割れとなるため、来週はまた再々スタートとなる。
一方の上値だが、レンジ上限の32650円付近、あるいは昨日の高値32692円までだろう。
昨日の高値まで伸びるなら頑張ったねと言えるのだが、結局上髭になってしまうならいっそのことの伸びてくれない方がいい気もする。
スタートが先物に鞘寄せするなら32500円付近なので上値目安の達成も可能だろうが、売り先行で始まりそうでもあるので、意外に素直に陰線をつけそうでもある。
何れにしても週末意識と昨日までの上昇で調整色は強い1日になるが、月初でもあるので何かしらの買いが入ったりもすると、ややこしい相場になりそうだ。