昨晩のNYは酷かったが、日経先物も煽りを喰らって31690円の引けと大幅な下落。
久しぶりに開いた口が塞がらない結果だったが、これで先週末の位置に戻ったので、ここから再度やり直しの相場となる。
もちろん昨日まで順調に買っていた投資家たちは朝の段階でどの程度投げてくるかにもよるが、一旦御破算で願いましてはということになるだろう。
スタートは先物にどこまで鞘寄せするか
先物の夜間取引の引けは31690円だったが、たまに行き過ぎの時はそこまで鞘寄せせずに上から始まることもあるので、実際に現物の指数がどこからスタートするかはまだわからない。
プレオープニングの間に買い戻しが入るケースもある。
そう言ったことを加味すると、32000円は割れてスタートだろうが、31700円まで一気に下げてスタート、となるかどうか。
実際は300円安程度、60日移動平均線付近から始まるかもしれない。
が、そもそもこの下げの理由が日本市場にどう言った影響を与えているのかすら正直理解していないので、その下げ方が妥当かどうかもわからない。
メディアはあれこれ書き立てるだろうが、昨日までお首にも出さなかった内容をさもこれぞ真実と言わんばかりに実しやかに書いてくるので、全くもって信用ならないしネタにもしづらい。
NY市場ではパウエル議長の発言をきっかけに動いたのはわかるが、彼がタカ派寄りになったのか、元々ハト派だったのか、そもそも議長なのだから中立というか方向を最終的に判断するだけの人のはずなのだが、一方の意見に肩入れするような立場ではないずだ。
その上で、そもそも8月に入ってから、というか、7月のFOMCの前からも言われている利上げ継続論はそう大きく内容は変わっていないはずで、それをまた理由になぜ今更失望する必要があるのか疑問である。
そんなに市場関係者は日和見で日々コロコロと先の方針や考え方を変えるのだろうか。
そこまで阿呆なのか。
そんなわけないと思うのだ。
閑話休題
話はそれたが、まずは下値模索の範囲の想定をすると、寄り付きが31000円台は仕方ないとして、そこからさらに売られるかどうかだが、仮に売り優勢で続きて弱気が大半を占めるようなら話は早く、今週月曜の始値終値付近、31500円半ばあたりが最初の下値目処と考えられる。
前場にここまで来て戻れるなら、例えば11時から買い戻されたり、早ければ9時半か10時前にタッチして戻っていけるなら、後場は31800円くらいで落ち着きそうだ。
これをも割ってしまうなら、先週から今週にかけて何度も書いた過去の高値ライン、31371円が下値の目安となる。
まあそこまで下げたら実質前日比800円ということにもなるので、今日のネタはそこまで深い意味はないはずだから流石にないだろうが、一応頭に入れておこう。
さて、上値はというとスタートにもよるのだが、仮に先物に鞘寄せして31700円付近で始まったとして、押して31550円そこそこなら先にも先にも書いた通り31800円台、もうちょっと頑張れるなら60日移動平均線の31960円あたりだろう。
本来は何事もなく始まって売られたらそこまでだろうという位置なので、逆にここまでは戻っても良かろう、良いう考えになる。
運よく投資形がこの下げ加減の馬鹿馬鹿しさに気付いたとしたら、もうちょっと上もあるだろうが、かと言って昨晩の結果を撤回させるほど今の環境がいい訳でもないので、32000円台は少々難しいかもしれない。
運が良ければ、32000円台に戻って来れるかもしれないが、あくまで想定ということで現実味はあまりないという判断になる。