昨晩のNYは大幅に反発、久しぶりに3指数共陽線で引けた。
上昇トレンドレンジ下限ギリギリでの反発はともすれば逆方向もあり得るが、債務上限問題が大々的に解決案が提示されている以上、ここから更に揉めることはないだろうから、一旦は34000ドル目指しての上昇に戻れるだろう。
一方、NASDAQは大幅続伸となった。
昨年8月16日のたかね更新まであと200ポイントと迫ってきており、恐らく来週明けにでも出来そうな勢いだ。
ここからはFOMCまでが区切りとなるのだろうから、まだ伸びる余地はありそうで、そうなると去年3月の高値奪還も視野に入ろう。
この2つの指数の合成のような形のS&P500は角度は高くないが安定した伸びを見せており、こちらも堅調に見える
こちらは昨年8月の高値までもう少しかかりそうだが、少なくともFOMCまでの間ダウが軟調にならない限りは右肩上がりを続けられそうなので、少なくとももう100ポイントくらいはあっても良さそうだ。
為替が新ステージに
ドル円が140円台に乗せてきている。
こちらは昨年末の高値142円台を目標にしているようだが、次のターニングポイントはFOMCだろうから、今しばらくはメディアの記事に踊らされることとなろう。
とは言え期待は利上げ継続を匂わす言葉やニュアンスであって、利下げに転じるタイミングが遠のくだけその分上昇期待は高まるだろう。
日本のYCCの変化にも影響されるのでその動向にも注意は必要だが、6月以降の話でもあるので、それまでは気にしなくても良いだろう。
日経先物31500円で週明けの日経平均に高値更新の期待
ナイトセッションの日経先物が続伸、高値31560円をつけて、31500円での引値で取引を終えた。
週初はナイトセッションの動きが止まったかに見えたが、水曜から再び動きが活発になり、昨晩は日中の引値から500円超の高値となる31500円を付けての引けと圧巻の週末となった。
これを受けての日経平均は、週明けの高値更新が期待できそうだ。
先物は既に31300円台をクリアしているので、1980年8月の高値はクリア確実で、そこから先は33000円台まで空白地帯となる。
その間をどのように縫っていくのかは今後になるだろうが、まずは節目となる32000円が目標となろう。
ただ、月末の需給調整や月替わりといった環境の変化がどのように影響してくるは予測できないので、あまり浮かれていると足を救われる格好になりかねないため、一応注意はしておくべきだろう。
尤も、空売り比率は44%とまだ高いので、これが40%を割るまでは崩れることはなさそうだから、その心配が稀有に終わるかもしれない。
何れにしても週明けはまた賑やかな日経平均となりそうで、個別がこれにどこまでついて来れるかが、投資家の明暗分かれるところになるだろう。
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