昨晩のダウは反落。
384ドル安の31861ドルで取引を終えた。
S&P500も43ポイント下落、NASDAQは86ポイントの下落となった。
Investing.comの記事、Market Today(毎朝これだけは目を通すようにしている)によると、First Republic Bankという信託銀行が配当を停止し、大手銀行から無保険預金300億ドルを引き出したことが確認されたことで、33%下落したとのこと。
おそらく昨今の金利上昇に喘いでいたところに今回のSVB破綻がきっかけで、同行も同じ轍を踏まないよう手を打ったと言ったところだろうか。
このようなSVB破綻をきっかけとする金融不安はまだ燻っていると考えると、もうしばらくはこの状況が多少なりとも影響すると言えよう。
たまたまではあるが、チャートの2つのトレンドレンジの狭間で日足がここ数日進行しており、なんとなくどっちつかずの印象が強い。
このままこの狭間での動きになるのなら、31000ドル〜32000ドルの間での推移といったところだろう。
週末の日経平均は戻ったものの
さて、週末の日経平均は323円高の27337円と反発。
昨日が底で水曜までの水準に戻った格好。
このまま反発してくれれば、と思ったの束の間、ナイトセッションの先物は再び下落し、330円安の26700円となった。
配当落分は250円ほどと考えると、概ね300円ほど下の計算になる。
先物だけで見ると木曜の寄り付きの位置にあたるので、振り出しに戻った格好だ。
週明けの日経平均を考える上では重要な結果で、月曜は二番底探しというか、確認を求められる1日になりそうだ。
26800円くらいまでの押しはあってもおかしくない
木曜の安値と金曜の高値は大体720円ほど差があるので、半値押しでちょうど27000円付近、2/3押しで27800円台と計算できるので、まあその辺りまではあってもおかしくはないだろう。
火曜が休日だがどこまでそれが影響するかわからないのと、そうは言っても権利取りもそろそろといった状況なので、多少の買いも入ることは想定できるため、下げ過ぎたままということはなさそうだ。
結果的に2番底確認で終わって休場の間にNYに高値を掻っ攫われる、と言ったシナリオは過去何度も見た記憶があるので、ちょっと頭に入れておくのもいいかもしれない。
いずれにしても金曜から打診買を始めたのだから、月曜も少し様子を見ながら恐る恐る、といったスタイルになる。
ともあれNYの結果次第なのは明白で、果たしてFOMC明けの方向性はどっちに向くだろうか。
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