昨晩のNYは続落、ダウは93.91ドル安、29203.89ドルで取引を終えた。下落幅は0.32%だった。
これに対してNASDAQは政府の輸出に関する新たな規制に対する半導体関連企業の売りが出たためか、110.30ポイント安の10542.10ポイントとなり、1%以上の下落となった。
不安定な要素が増えた
FRBの利上げ予測の中には、11月に75BP、12月に50BP、1月に25BP、といったものもあり、利上げ収束と目標金利の4.5%〜4.75%という着地点は変わらず、という見方が多い中、昨日のロシアのウクライナに対する過剰なミサイル攻撃への各国の反応がこの混迷にさらに拍車をかけている。
有事の金も有事のドルには勝てず下落、英国やEUの債権市場は売られ、原油価格も軒並み下落している。
メディアは今回の下落に対してロシアを理由にしてはいないようだが、戦争絡みのネガティブイベントは突然騒がれ始めたりするので注意が必要だろう。
SQ前の波乱
昨日の予測はどうもなさそうに思えてきた。
このままNTが二番底を打つのなら、SQの頃には反転が始まっていてもおかしくなく、となると日本のSQは今日から明日で一気に反発でもしない限り、27000円後半は難しくなる。
今日は下から始まることは確定だが、26500円から下がどこまで伸びて、引けにどこまで戻って来るかが気になるところだ。
少なくとも市場では換金から始まるため、一旦安値模索となるのだが、その後買いがどの程度入るか。
買いが入ったとしても先行き不透明な不安感が強ければ持ち越しはできないので、結果売られて終わる。
そのレベルがどの程度かで、終値の位置と明日、明後日のSQまでの道筋が見えて来るはずなのだが、今日1日でそれが判断できそうな気がしない。
個人的には1日様子見としたいのだが、無理やり行くなら指数しか考えられない。少なくとも目先の個別はかなり難しいだろう。
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