日経平均は159.30円安、27153.83円で大引けを迎えた。
前場に27000円を割る場面もあったが、その後は買い戻しもあって堅調に推移し、13時半以降は揉み合いが続いた。
TOPIXは4.68ポイント安の1916.12ポイント、マザーズ指数は2.24ポイント高の712.50ポイントだった。どちらの指数も日経平均同様前場に売り込まれた後に買い戻され、揉み合いの後に引けることとなった。
今晩のNY次第ではあるが、三連休明けは今の所なんとも見えてこない状況だ。
米利上げは本当にインフレ対策の効果はあるのか?
インフレ警戒でここまで利上げを続けているFRBだが、次回75BPの利上げの後、もう1度年内に利上げを行うとのことだが、これが果たして本当にインフレ対策となるだろうか。
そもそもすでに上がっている物価と、それに追いついていない給与水準は、それでも高い水準を維持しているものの、バランスは悪化している。
その上で金利だけが上昇しても、物価を抑えることはできないと見る向きも多いようだ。
この米国の経済状況のアンバランスが、今後企業にどのように影響してくるのかが、株式市場の方向性を決める焦点となりそうだ。
日経平均は実質月替わりを待つのみ
不安定な米国市場に対して日本の市場は右往左往するしかなく、自力でなんとかするには日柄の助けが必要となる。
29日の実質月替わりを1つの基点として、しばし自律反発の時間帯に入ってくれるのなら、多少気も休まるのだが、果たして来週はどうなるだろうか。
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