昨晩のNY市場はジャクソンホール待ちで様子見から調整となった。

ダウは小幅高に終わり横這い。
ジャクソンホールに対する待ちの姿勢が色濃くなり、市場の動きは鈍かった。
住宅着工件数は予想よりも多く、大きな影響にはならず、またウクライナ問題についても概ね消化済みと見られる。
残すは週末の利下げに対する話題となるが、まだ今しばらく時間が必要だ。
その間はここまでの上昇に対する冷静な対処が必要となるだろう。
今日明日は横這いかやや下落の傾向が続きそうだ。
ナスダックは314ポイント安と大幅に下落。

テクノロジー株に対する売りが目立った。
ただしインテルについてはソフトバンクの孫氏が20億ドルの投資を行うと表明したことで反発している。
ダウよりも下げがきつかったが、今晩、20日移動平均線を割り込むかどうかで、この調整幅が更に拡大するかわかるだろう。
先物210円安で調整色強く、日経平均も続落の想定
夜間先物取引位は210円安、43350円での引けとなった。

前日までの夜間の動きに比べて調整色の強い印象だ。
米国市場の動きもあるが、ここへ来て高値圏に対する利食いやリバランスの影響が大きいと思われる。
これを受けて日経平均は続落の想定となる。

昨日火曜に反落となった日経平均だが、夜間の米国市場と先物の結果から利食い先行となりそうだ。
個人的には、火曜の方向性が木曜まで続くアノマリーを想定しているが、今日のところは43100円台までが最初の下値目安と考える。
そこからさらに43000円割れまで行った場合は、ジャクソンホール会議を前に少々弱気にならざるを得なくなりそうだ。
一方、それでもなおかつざら場で踏ん張りを見せることができるなら、昨日の安値43411円や終値43546円を抜いていけるかどうかで強さが測れるだろう。
43650円を上抜けることができるなら、想定が覆っていくことになるのだが、いずれにしても週末までは難しい動きが続くのでは無いだろうか。