昨晩のNY市場は続伸。
168ドル高のダウだが、結果的には一昨日の水準に戻っただけ。
まだ天井形成の不安は残るが、昨日の安値からのスタートが予兆なのかそれともこの引け方で払拭されたとみるか、判断は難しい。
ただ、月足で見るとここ3か月、ほぼ同じ位置が高値となっており、かなりの抵抗があるとも言える。
こうした状況から、2月入りは要注意といったところだろう。
逆に言えば、仮に上抜けることができたら、再び上昇が続く可能性も残されている、ということでもある。
ナスダックも小幅ながら続伸となった。
ダウ同様ここ三日間の高値水準はほぼ同じで横ばい状態が続いている。
週初に空けた窓は埋められておらず、少々苦しい状況に見えるが、もう少し上がることができれば上昇トレンドの下限を抜けることができるので、再び右肩上がりの形に持っていくことも可能だ。
12月16日からの下降トレンドの上限を抜け始めているので、これが維持できるなら、期待も出来そうだが、今晩の結果次第ではその期待が正しいかどうか、見極めることができるかもしれない。
先物一時710円まで付けて急落も引けは戻して39580円といつもの上げ下げ
夜間先物取引は一時300円を超す上げ幅を見せたが引け直前に急落、結果は160円高の39580円となった。
いまだ下降トレンド内とも言える位置なのは仕方ないところだが、昨年11月28日からの上昇トレンド内と見ることもできるのだ、何とも複雑な状況だ。
一方で、10月15日からの下降トレンドの上限が迫っており、ここが1つの節目にもなりそうだ。
ちょうど39700円付近となっているため、今日これを再度チャレンジしに行けるかどうかで来週の強弱のヒントになるかもしれない。
昨日はSQの日程を見誤っており、まだ1週間はSQ前の攻防が続くことになるが、節分天井のアノマリーが実現するかどうかは微妙になってきている気がする。
さて、日経平均はこの710円までの先物の動きをざら場でトレースできるかどうか。
先物とは異なり、越えなければならないハードルとして2つの下降トレンドの上限があるが、今のところはどちらも40000円台のためかなり高いハードルに見える。
逆に言えば、先物を無視すると上値の制限はしばらくは無いということにもなる。
火曜の窓を埋めたことで上昇継続の期待もあるが、先物のつけた39710円付近まで登っていけるかどうかが今日のポイントになりそうだ。
現物のハードルとしては39605円付近や39646円付近が気になる節目に見えるが、先物をトレースすることができればこれらは抜けることができる。
あとは週末月末特有のリバランスを乗り越えられれば、といったところになるのだが、これがまた厄介なので、あまり大きな期待はしづらい。
直近の高安の半値は戻してきたので、一応これで全値戻しは可能となっているが、果たして節分前の月末に上昇することができるか、今日は少し疑心暗鬼になりつつも期待したいところでもある。
日経先物時間帯別強弱
- 5分足 下は570円、520円、上は620円と650円が支えと抵抗ライン
- 30分足 再度660円を抜けられれば次は700円に、下は470円まで
- 時間足 650円を抜けられれば再度上昇期待、下は410円~590円のボックス
- 4時間足 650円を抜けたらもう一段上昇期待、下は290円~500円のボックス