昨晩のNYはダウが反発、ナスダックも続伸となった。
ようやく下げ止まったかに見えるだうだが、まだ20日移動平均線に頭を抑えら得ている形。
今週は、今晩のGoogle,明日のMetaとマイクロソフト、明後日のアップルとアマゾンといったマグニフィセント7の各社の決算発表を控えている。
また雇用統計や失業率などなど、今週も経済指標が目白押しで、さらには来週、大統領選が控えている中、一旦立ち止まって再確認といったところだろうか。
これが買い戻しだけで終わるなら再度今晩から下げてもおかしくはないが、需給による下げであったなら一旦戻っていけるはずである。
経済指標にもよるし金利動向にも影響は受けるだろうが、大統領選前という状況もあって難しい動きが続きそうだ。
ナスダックは天井付近での推移となった。
ざら場の史上最高値更新後にも関わらず、窓を開けたままの上昇は陰線とは言え立派。
ただ、それでもこの形はまだ不安が残るのも事実で、空けた窓がどうしても気になるところ。
これを払拭してもらうには、一旦下髭をつけて上昇するか、無視して上昇してもらう必要があるのだが、これは先のマグニフィセント7の決算とハイテク・AI部門の趨勢にかかっているとも言える。
TSMCは華為の件で3%以上の下落となったようだが、これが続くかどうかも気掛かりの1つになる。
大統領選に中東のきな臭さ、原油などのエネルギー資源の影響もある中で、リスク選好となるかどうか、注目したい。
与党大敗でも一瞬で戻った日経平均、先物横這いで次は米国選挙へ
夜間先物取引は一時200円超の下げとなっていたが、結果は40円安、38630円となった。
与党が大敗してあれだけマスコミに騒がれていたのだが、結果は一瞬下げただけであっさり戻ってきた。
選挙速報中では数社のアナリストたちのコメントが流れていたが、9割方下落を予想していたのに対して一人だけ(確か楽天証券の方だったか)下げは一時的というコメントをしていた程度だったが、まさにそれだったという印象。
筆者ももっと深い押しがあるのでは、と思っていたのだが、思い切り肩透かしを食らった。
結局、16日からの売りはこのためだったのか、という事にもなるが、何れにしてもここから再度次のステージへ、ということになる。
さて、日経平均だが、15日の高値から一昨日の安値までの値幅が2571円なので、半値は1286円となる。
つまり38980円付近まで戻してようやく半値戻しとなるため、今日はそこに届くかどうかといったところだろう。
早期にこれを達成できないと、半値戻しには至らず、再び下落という形に変わる可能性がある。
おりしもその付近に過去の高値ラインもあって、また39000円という節目にも近いことから、上値の目安としてはわかりやすい付近でもある。
一方で単なる買い戻しだけで終わったとなると、再び38000円割れが警戒されるのだが、選挙前でも割らなかった37700円を割ってこなければ、やはり底堅いと判断もできそうだ。
選挙前までの流れが単にヘッジのための売りだったとしたら、一旦買い戻しがあってさぁこれから、という日になるのだが、今度は米国の大統領選を睨んでリスクオンとなるのかならないのか、といった点が注目される・
トランプ優勢と言われている中、仮にそうなったら、あるいはハリスが勝手しまったら、などなど、色々と悩むネタは尽きないが、今日は再び分水嶺となりそうな1日と思われる。