昨晩のNYはダウ続伸、ナスダックは小幅高となったが、S&P500は引けにかけて値を消して終わった。
続伸となったダウだが、結局火曜の陰線の高値付近まで戻しただけとも言える。
今の所トレンドは崩れておらず、堅調に見えるのだが、この状態が大統領選まで続くのか少々不安でもある。
大統領選まで2週間余りとなっているが、経済指標だけを見れば良好な様子で、半導体市況も言われていたほどひどくはなさそうでもある。
このままのトレンドを維持できるかどうかは、今晩、あるいは来週の頭で推し量れるかもしれないが、現時点ではフラットな印象だ。
ナスダックは一時一昨日の高値に迫る勢いでのスタートだったが、結果は小幅高で取引を終えている。
TSMCの決算が下馬評よりも良かった点が評価されたようだが、どちらかと言うと売り方の買い戻して上がっただけだったのでは、とも思う。
そうであるならば今晩は再度仕切り直しのスタートラインということになるので、この陰線に対してどこまで戻せるかが今日のポイントとなりそうだ。
ダウ同様、なんだかんだ言われつつも右肩上がりが継続しており、これが大統領選まで続くのであれば、2週間後までには再度の高値更新もあるかもしれない。
ただし、やはり10月後半はそれでも換金は多かろうし、大統領選後は正直怖いので、ここからの2週間は身構えつつ相場に対峙することになりそうだ。
先物140円高も日経平均は週末の正念場を迎える
夜間先物取引は140円だか、39240円となった。
現物の引値が38911円だったことを考えると、実際は300円以上上になるのだが、何れにしても下げそうで下がらない緩やかな右肩上がりが続いている状況だ。
こちらもNY同様選挙前という特殊な環境がもたらしていると思われるが、これが非常に厄介。
9月末の石破ショックからなんだかんだ言われつつも40000円近くまで戻しておいて急落、そして39000円を挟んでの動きは、個人的な感想で言うと非常に恣意的なものを感じるのだが・・・
それはさておいても、日経平均は週末を迎えて微妙な位置にある。
ともすればアイランドリバーサルと言えなくもない形の後で何とか踏み留まっている状況なので、ここでストンと落ちてしまうと38000円のラインまでは行ってしまいそうだ。
逆にここで止まって反転できるなら、衆院選まではもう少し期待もできそうだが、それでも40000円は分厚い壁に見える。
何れにしても大きな期待は禁物だが、今日は窓の下限の39362円と昨日の終値の38911円の間をどう動いて抜けるかが大事なポイントとなりそうだ。
小動きで終わることも想定できるが、できればここはハッキリと上か下か決めてほしいところではあるので、兎にも角にも動きが出ることを期待をしているのだが、果たしてどうだろうか。