昨晩のNYはこれまでの上昇を諌めるような形となって反落。
週初から上げた分を巻き戻したような格好となったダウだが、本来は今日のパウエル議長の発言まで答え合わせができないはずで、当然と言えば当然の位置。
期待通りの結果を確認して終わるのか、期待通りの結果に待ってましたとばかりに進むのか、はたまた期待を裏切られて反対に動くのか、今日の深夜には判明することになる。
50BPの利下げがすでに織り込まれているだろうという意見が多い中で、その通りであってもそれがゴールとなるかスタートとなるのかで違うし、少しでも期待外れな結果となった場合の反動を想像すると不安でもある。
何れにしても今夜半までは座して待つばかりとなる。
ナスダックもダウ同様、週初のスタート位置まで後退。
今晩次第というのはわかってはいたが、こうも綺麗な結果を見せられると、だったら最初から動くなよと突っ込みたくもなる印象。
見た目はどうにも天井っぽい形に見えるが、それも今晩の動きでどうなるか、決まることになるだろう。
出来れば上を目指してもらいたいところだが、こればかりは相場次第といったところ。
尤も、チャートの形は正直あまりよろしくない印象なので、不安はそこそこあるのだが。
夜間先物は38650円をつけるも終値は90円安、日経平均も動きづらい1日となる
先物が夜間、38650円まで上昇したもののその後反落、結果は90円安の38140円となった。
見た目はナスダック以上に天井を想起させる形だが、まだざら場の動きがこれからあるので、形が決まるのは15時過ぎまでお預けとなる。
今日の日本史上には決定権はないはずだが、何かしらのリークや決め打ちがあった場合、あるいは仕掛けが出ると、一気にその方向に引っ張られる可能性があるので、注意が必要な1日となりそうだ。
上下1000円幅の動きとなる可能性も考えると、今日は慎重な対応が望まれる。
日経平均は先物の結果が反落となったことで、スタートは少々売り優勢でのスタートとなりそうだ。
38179円の60日移動平均線と37983円の120日移動平均線の間での動きとなるだろうが、下抜けると最悪で20日移動平均線の37373円付近までは動く可能性があるので、ちょっと下がったからといって手を出すのは控えたほうが良いかもしれない。
一方で朝の売り買いが落ち着いたところから先物の高値38650円を目指して反転する可能性も無きにしも非ずで、今日はこれまでと違う動きが見られるかもしれない。
昨日までは後場に切り上げていく格好だったが、今晩の結果を待ちきれなくなって期待だけで動いてしまうこともある。
注意したいのは、ざら場でどう動こうが、本当の結果は今晩にならないとわからないという点。
いかにもっともらしい動きや理由が出たとしても、結果はその時になってみないとわからないので、チャンスでもあるが慎重な対処が必要な1日となるので、その点は肝に銘じておきたいところ。