昨晩のNYは小幅ながら反発。
ダウは75ドル高、38661ドルと小幅ながらも反発。
パウエル議長の議会証言で利下げに対して慎重ではあるものの、年内のいつか、行われるだろうという期待を持たせる内容に、NY市場は反応。
ただ、上値を追う様な展開にはならず、形的にはもうしばらく横這いか、あるいは一旦下落の方に向かい可能性が強まっている。
金曜の市場で、木曜の安値を割るような動きが出てくると、週明けまで重い展開は継続しそうだ。
ナスダックも91ポイント高と反発も、前日の大幅な下げによる窓は空いたままの状態。
少なくとも火曜までのトレンドからはだいぶ外れているので、流れに戻るにはかなりエネルギーが必要そうに見える。
それでもなお上昇傾向を続けるのなら、今晩は最低でも続伸する必要がある。
NVIDIAや利下げ期待だけでは引っ張り切れないだろうから、何か牽引役が出てくれば、といったところだ。
先物270円高でSQ直前のマジックはあるか
先物の夜間取引は270円高、40350円で引けとなった。
月曜の高値の位置での取引終了は、少々微妙。
せめてもう10円上だったら、とも思うのだが。
2月の様にここでぐっと持ち上がっていくのであれば、SQ後も期待が若干残るのだが、流石にこの値段で2月の様な派手な上昇は難しいのではないだろうか。
3月ということで20日までの換金は多そうだし、ここまで上昇が続いていたのもあって、投資家の多くはSQ後は反落と見る向きも多い。
現物の方は、高い位置から始まりそうなので、買い戻しや利食いが交差しそうだ。
先物に鞘寄せするなら週初の高値付近での動きとなりそうだが、ここしばらくの動きを考えると、上値はだいぶ抑えられそうに思う。
40300円が最初の目安となるだろうが、それを抜けるかどうか、9時半まで確認しておきたいところ。
遅くとも10時までに上に抜ける様な動きはない場合、再度40000円前後の攻防になりそうだ。
尤も、SQサプライズがあるかもしれないので、そこは後場の注意事項になる。
下値は昨日の安値、39769円までが最初の目安で、そこを割ると一気にということもあるので、こちらも要注意。
SQ直前は非常に難しい。
今日は上も下も気を使う1日になりそうだ。