先週末のNYは反発。
ダウは391ドル高と34000ドル台に戻してきた。
週末でありながらも利上げ問題に関連した要人発言が鍵となって、ハイテク株が押し上げた結果との見方だ。
ただ、場が引けた後、ムーディーズが米国債券の格付けを下げるなど、不穏な動きもあり、今週のスタートは少々荒れそうな雰囲気でもある。
ナスダックも大幅に反発。
久々にトレンドのレンジ上限を抜けてきたが、大事なのはこの後で、無理に上げ続けるよりはおしめを作りながらトレンドを形成していくことのほうが望ましい。
押し目を13400ポイント付近までで抑えつつこの後進んでいけるなら、しばらくはトレンドを維持できるのではないだろうか。
先物300円高、32880円で、日経平均は一旦、33000円を目指す形に
週末のNYの大幅高もあってか、先物は終値で32880円と9月の高値に迫ってきた。
ここまでくると目標が9月高値になってくるので、33000円台も期待できそうなのだが、現物の方はどうだろうか。
32800円台を見ると、9月21日に空けた窓が32900円台にあるため、窓埋めを考えるなら33000円前後まであってもいいだろう。
その上になると33000円台に乗って動くことになるのだが、移動平均線はまだ近付いていないため、足がかりの少ない状態だと心細い。
一気に上げてまた一気に下がってしまう相場はできるだけ避けてもらいたいので、今週はNY同様穏便に押し目を作りながら動いてもらいたい。
来週は祝日があり、20日から始まることもあって、月末がまた近付いてくるため、動くなら今週であり、そういった意味でも今週は高値を目指す可能性は高い。
今週の動き方次第では、来週以降も底堅く推移できるかもしれないので、重要な週となりそうだ。
週明けの日経平均は、先の通り33000円を上値の目安とし、抜けていければ33140円付近までを想定。
下値は窓の形成を気にするなら32600円付近までで、それより下に下げるなら、先に書いた週の上昇の想定は崩れるので、月曜の引けを見て再度考える必要があるだろう。