昨晩のNYは反発。
ダウは314ドル高と大幅反発となり、一時34000ドルを抜けたものの最後は33832ドルの引けとなった。
ここで反発できたのはダウにとっては良い傾向で、ここから再度上昇のトレンド形成が作れそうな雰囲気になった。
上髭が気になる点はいささか不安も残るが、今晩、押しに耐えられればなんとかなりそうだ。
中東情勢に対しては米国は割と冷静で、どちらかというと利上げが据え置きという話の方が注目を集めているため、市場は安定方向に向きつつある。
半導体関連が相変わらず上下激しいが、決算としては悪くはなかった様なので、一時的ではあるが市場はプラス方向に向いていると考えて良さそうだ。
ナスダックも160ポイント高、13567ポイントとなった。
再度移動平均線の上に戻った形で、このままの位置を維持出来るならダウ同様新しいトレンドを形成できるかもしれない。
短期的になるだろうが、それでも急落の続く相場よりは遥かにマシで、そう言う観点から考えると中期的には緩やかな下げ相場といったところだろうか。
上値は大幅な上昇を望めはしないが、押し目のタイミングと高値をつけるタイミングが読みやすくなれば、それなりに商いは続けられそうだ。
夜間先物31990円で日経平均は32000円台再び
件の夜間先物がやはりといった動きだった。
高値32050円で引けは31990円とまずまずの結果となり、昨日の想定に近い形で引けてくれた。
これで短期的ではあるが底打ちと見て今日は戻っていく想定ができる。
週初まもう1日かかると思っていたが、月曜が想定以上にしっかりしていた結果を受けてのこの変化となる。
上値の目安はまずは窓埋めとなる32120円で、これは60日移動平均線付近でもある。
ここをつけた後はさらに上抜けるかあるいは力尽きて下げるかまだわからないのだが、抜ける力がないわけでもなかろう。
その場合は先週末の始値終値だった32300円付近までが目処となる。
そこから更に上なら32400円台後半だろうが、流石にどうだろうか。
一方の下値計算は31750円〜31850円付近までの間で、これらは昨日の日足の高値からの半値押しや1/3押し付近で、その辺りで止まってくれれば良いだろうという価格帯になる。
これ以上下げるなら夜間取引の値段はなかったことになるので、再びそこ探しの旅となって明日31000が見えてくることになるのだが、そこまで今日は弱くなかろう、という想定だ。