昨晩のNYはダウが続落。
195ドル安の34641ドルとほぼ1週間前に逆戻り。
8月25日からの上昇に対しては概ね半値押しの位置で、20日移動平均線は割り込んでいるため60日移動平均線で止まればいいなというレベル。
今晩頑張って戻せるならいいのだが、もう一段下げると全値戻しとなる可能性もあるので、踏ん張りどころだろう。
ナスダックも先週末ギリギリプラスだったが力尽きた様に反落となった。
と言ってもやはり10ドル安という粘り腰は見せているので、もしかしたらと期待もしたくなるのだが、下支えも少ない。
また、ダウ下落の要因が米国債利回り上昇=金利上昇と解釈されるのであれば、グロース株が下がるならまだしも上がる要因には結びつかないのだから、チグハグな状況とも言える。
何れにしてもNYは何やら難しい動きのままなのに、日経先物が一人歩きしているところが気になる昨晩だった。
SQまではこのままの方向性が維持されそう
昨晩の先物は途中32830円まで下げたものの、きっちりと戻して100円高、33070円での引けとなった。
綺麗にトレンドレンジの上限で止まっているのでこの方向性はまだ続きそうだ。
これを受けて日経平均は今日も続伸の想定ができる。
1990年7月高値ラインの33187円が再びの上値目標となり、勢いが本当にあるなら、その翌月の高値だった33345円のラインが妥当で、もう一段上にある8月高値33488円が最終的な目標だろう。
SQまであと二日となったが、今日明日でどこまで攻めていくのかを眺めなら過ごすこととなりそうだ。
尤も、SQ後まで続くかどうかは昨日も書いているが、正直まだ疑心暗鬼なので、今週金曜を待ってその後のことは考えることにしたい。
今日は下値の目処は33000円のラインを意識しておけば良く、多少割れても戻せればOK、32800台に割り込むようなことがあった場合は、先の想定は崩れるので、SQは32500円までと考えを改めることになると思う。
今のところはそんなことを考えなくても良い、とは思っているが、やはりこれもSQ前なので、この雰囲気を一気に覆される可能性もあると、一応考えておくべきだろう。