昨晩のダウは続伸。
26ドル高の35507ドルは意味ある引け方とは思うが、なかなか面倒な相場だった。
寄り付き高かったものの売りに押されつつ、何度かの波を作りながら引けに大きく買われての続伸。
ハイテク株の押し目買いも理由の一つだろうが、ここはまだ揉み合いの最中と考えていいだろう。
指標は概ね良好な数値を示し続けることが想定される中、金利の行方が確定しない状態ではそう悲観もできないしかと言って大きく買い越すことも難しい。
そう言った中途半端な中での動きになるので、当面は35500ドル付近と35100ドル付近の間のボックス相場となりそうだ。
ジャクソンホール会議でその後ガラッと変わる要素もあるが、インフレ継続判断で利上げ継続といった方向性の確認が済むまでは致し方ないだろう。
ナスダックは漸く底打ちとなるかどうか。
60日移動平均線目前で反発、久しぶりに143ポイント高、13788ポイントに戻ってきた。
まだ余談は許さないが、そろそろ調整も終わる頃と考えたくなる位置でもある。
20日移動平均線の13900ポイント付近までは戻る余地はあるとして、ダウと同じようなボックス相場では少々辛い日が再度続くことになるので、ここは上抜けていく必要があるだろう。
今晩はまだ良いが、明日明後日で上昇反発が見えてこないと再度下落が始まるのでここは踏ん張りどころではないだろうか。
日経先物反発でスタートは高い日経平均だが
日経先物は反発、200円高の32290円は想定の範囲内の上昇。
とは言え実のところはそこまで期待はしていなかったというのが本音で、結果を見てシメシメという朝。
ここまで2週間に渡りなんとか32000円ラインをキープしてきたのだから、せめてもう少し頑張ってくれよとは思っていたのだが、なんとか踏ん張ったようだ。
これを受けて日経平均は高値でスタートとなる。
ただ、この上はやはり限定的であり、32500円まではあってもその上に抜けるには力が足りないと思われる。
ダウ同様ボックス相場で横這いと考えるのが相当。
勢い余って昨日の高値32600円台までは行ったとして、果たしてその上の32800円まで届くかどうかは疑問だ。
寄り付きが32300円付近で一時的に買われたとして、その後続くかどうかも疑問で、この疑問だらけの相場は正直上値があってもあまり信じられない。
その実、お盆明けからの相場が非常に気になるところなので、せめてここは戻って欲しいという希望がとりあえず今日は叶いそうなだけで、その後はまた参加者の少ない相場での散漫な動きとなるのだろう。
上値の目処はまずは昨日始値の32450円付近となる。
一方、高値スタートで最初の30分だけ賑わった後は萎む相場も想定できるので、その場合は下値が昨日の安値でもあり当面の下値ラインの32000円だ。
朝はこれを眺める可能性もあってそこで戻ってこれれば先の高値32500円までは無理にしても、始値くらいでは推移できるのではないだろうか。
1日の動きが上下振れやすく、その振り幅は32000円〜32500円という中での動きとなるだろう。
オーバーシュートは先の高値まで、下値は32900円台だが一瞬で終わってくれないと後が厄介という状況は変わらない。