インフレ率下降でNY連騰─日経先物は33400円と今日も日経平均は上昇する

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米国CPIがインフレ率低下を示唆したことでNY市場は連騰となった。

ダウは145ドル高34212ドル、NASDAQは13573ポイント、S&P500も4369ポイントと高値を更新した。

ダウ 日足

気になるのはダウの上髭で、やはりFOMCが終わるまでは仕方のない動きだろう。

現時点でざら場高値は4月高値を超えたし、終値ベースでも更新しているので、このまま上昇は続く、かに見える。

注意したいのでFOMC直後ではなくその翌日で、糸の切れたタコのようになってしまわないか、そこだけ見ておく必要がある。

NASDAQは7月の利上げ再開まで織り込んでいるようにも見える動きで、ダウとは少し趣が異なるようだ。

NASDAQ 日足

ここまでの勢いが増してきているようで、ここからもう一段、上昇スピードが上がるとなると、もうしばらく高値の更新は続きそうだ。

昨年3月の高値は14646ポイント、その下にある窓の下限は14032ポイントなので、まずは14000ポイントが上値の目処になるだろう。

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ナイトセッションで相変わらず高い日経先物

ナイトセッションの日経先物は一時、33540円までつけたが、その後は失速し、34400円の引けとなった。

日経先物 日足

チャート的にはトレンドを追いかけるのが難しく、読みづらい形ではあるが、もうしばらくこの上昇は続きそうに見える。

逆さにしたらまだそこが見えないようなチャート形状なので、もう一段の上昇はあるのだろうが、少々角度がキツくなってきたので、やはりそろそろ、と思いたくなる。

とはいえ今日の日経平均はこれを受けてのスタートなので、再び上昇となることは間違い無いだろう。

日経平均 日足

こちらもトレンドレンジを上抜けてオーバーシュート再びとなるが、となるとやはり日銀会合がきっかけになる可能性も考えておくべきだろう。

オプションの状況から34000円はほぼ間違いなさそうなので、そこからの動き方で今月後半が見えてくると考えている。

今日はこのまま33400円から33500円台に乗せてくる可能性があり、下値は昨日の終値付近までが想定となる。

1990年の高値の突破はもう珍しくもなくなってきているが、7月の高値に続き6月の高値もこれで突破されよう。

その上は3月の34320円なので、それがターニングポイントとなるか、はたまた通過点になってしまうのかはもう少し先のことだ。

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ドル円140円は上限か

FOMCの利上げ停止、7月利上げ再開、という目論見に乗ってか、ドル円は140円台に再び乗せてきた。

ドル円 日足

FOMC通過で大きく動くかどうか、注目の集まるところだが、大幅な金利上昇は今後望めないとしたら、この辺りで打ち止めとなるのでは無いだろうか。

どちらかというと日銀のアナウンス次第になりそうだが、若干でもYCCに変化の期待が持てそうな言葉が出てきた場合は、一時的に138円くらいまでは下げそうだ。

いずれにしても、今の状況では、141円を突破するのは難しいのでは無いだろうか。

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