昨晩のNY市場は引き続く横這い。

ジャクソンホールのパウエル氏の発言に期待を寄せる反面、膨らみすぎた利下げに対する期待が若干萎み始めており、結果まちがゴールとなる可能性も出てきている。
21日から23日にかけて行われるジャクソンホールでのパウエル氏の基調講演は22日の予定で、ここが注目される日でもある。
それまでの間は上にも下にも動きづらい傾向が続きそうで、仮に大きく動くようなことがあるならばそれは、何かが漏れたか予想外の問題や事象が発生したか、といったところだろう。
ナスダックも同様に小幅高で終えている。

ダウ同様の状況であり、答えを待つ間の凪の状態。
結果如何によって動く方向が決まる可能性もあるが、そうではなく結果によらずゴールとなる可能性もあり、思惑は複雑だ。
ただ言えることは、まだ決めつけるべきでは無い、といったところだろう。
先物一時43930円をつけるも引けは60円高、日経平均は更に高値更新なるか
夜間先物取引はジリジリと値を上げ夜半過ぎに43930円をつけ、しばらく揉み合ったのちに43760円まで下げ、結果は60円高の43780円での引けとなった。

高値更新後の売りに押された格好だが、流石にここまでの上昇に対しては当然の動きでもある。
問題はこのかち上げとも言える上昇がいつ止まるのか、ということ。
底を打ってから6連騰、1日休んで2連騰、今日続けば3連騰となるが、仮に木曜まで続いた場合は5連騰となる。
その間、窓空けは2回あり、2回目の窓は1日休んで下げた日にきっちり埋めており、先の借りの話は割とあり得そうだ。
そして週末を迎えるタイミングでジャクソンホールが終わっているという点で、やはり木曜の夜間取引(22日)がポイントだろう。
そこまではどういう形であれ上昇あるいは現状維持は期待しても良い、と考えることができそうだ。

問題は、どこまで上がるかが見えない点なので、今日明日明後日の3日間は歯を食いしばってじっと我慢するか、高値決まりを警戒しつつ短期売買に熱中するか、それぞれのスタイルで望むことになる。
いずれにしてもやがてゴールには辿り着くはずなので、その時、慌てずに対処できるよう準備をしておく必要はあるし、もしかしたらそこからまたスタート、という可能性も無きにしも非ずなので、そうなった時にはそこで間違った選択をしないように心がけておくべきだと思う。