週末のNY市場は横這い。

ダウは寄り付きこそ高く始まったものの結果は34ドル高。
史上最高値更新はしたものの、頭の重さを感じさせる形だった。
トランプ大統領のウクライナへの方針転換は投資家の市場に対する警戒感を強めたようで、ここまでの上昇に対する利食いという形で現れている。
四半期決算発表も概ね終わり、経済イベントは次のジャクソンホール会議が焦点となるのだが、ここで利下げに関してどういった発言が出てくるのか、気になるところだ。
ここでタカ派な発言があった場合、市場へのプラス要因となる可能性が高いが、内容次第では失望につながったり天井形成となる場合もあるので、注意をしたい。
ナスダックは87ポイント安と小幅続落。

これまで牽引してきた分野が息切れとなった結果と言えるが、一時的な利食いなのか、買い気が失せてきたのかは判断がつかない。
需給の面ではここまで十分買い進んできているという印象だが、ここで流れが変わるかどうかダウ同様今週のイベントを待つことになる。
それまでの間は上下曖昧な動きが続くことになりそうだ。
先物は小動きの中100円安、日経平均は高値圏で上値の重い展開
週末の先物取引は250円幅の小動きの結果、100円安の43370円での引けとなった。

43500円が壁となっているようで、今日はそこが1つの資金石になりそうだ。
お盆明けの月曜日で大きな動きはあまり期待できそうにないため、重い展開となる可能性もあるが、休み明けの帰参者がどういった対応を見せるかにもよる。
日経平均は高値更新後、再度の天井確認となりそうだ。

8月の後半に入ったことで、月末にかけてのリバランスの動きはここまでの急上昇に対して必ず利食いの売りが入ることになる。
それらの受け皿がこの段階でどれだけあるのかは気になるところだが、それでもなお上昇する場合はもう一段考えておく必要があるだろう。
先物の43500円の壁も気になるところだが、まずは先週水曜日の高値43451円が最初の上値目安となる。
ここをクリアしてなお上昇となるなら、少なくとも明日までは続くことになるだろう。
一方で下げた場合は43070円〜80円付近までが最初の下値の目安となる。
これは金曜の日足の半値となるのだが、これを達成した場合、金曜の上昇分を帳消しにする可能性もある。
今日はそれらの値段を頭に置いておきつつ、休み明けの相場に臨むこととなる。