昨晩のNY市場はスタートこそ順調そうに見えたものの、深夜に発表された日韓に対する25%の関税率で一気に反落。

ダウは一時600ドルを超す下げを演じ、結果422ドル安となった。
これで天井形成か、とまでは言い切れないが、大きな指標の発表が控えているわけでもなく、FOMCも月末なので、方向性に欠く状況から一時的とはいえ大幅な下げをだしたことは無視もできない。
尤も、そもそも「現状の10%に(現在停止している)上乗せ分合わせて24%」が25%になっただけなので、これまでの最悪から1%増えたに過ぎず、そこまで大騒ぎする問題でもないとは思う。
どちらかというと、これまで毎週足繁くワシントン詣していた某大臣は一体何をしてたのかという事の方が感情的には追求したいのだが、それはここで書くべきことではないので割愛する。
いずれにしても今週はこのまま押しを形成する可能性が昨日よりも大きくなったと言えよう。
下値の目安は20日移動平均線となる。
ナスダックも反落。

窓は空いていないので正直少しホッとしたのも事実。
ダウほど大きな下落には見えず、5月30日からのトレンドの上限で止まっているので、一旦落ち着く可能性はある。
とは言え今日その上限を下抜けるとダウ同様20日移動平均線が下値の目安になるので、ダウ以上に今晩の動きにいは注目したいところ。
一時39910円を付けたのちの急落で先物は210円安、日経平均は調整入りへ
夜間先物取引は一時39910円の戻り高値をつけたもののその後の関税発表で急落、結果210円安の39330円での安値引けとなった。

これで高値からは陽線を1本挟んで5本目となり、調整色が続くこととなった。
下値の目安は20日移動平均線の39121円と39000円の節目だが、SQ前の火曜日とあって意外に早くそこを打つ可能性もあり、難しい舵取りが必要になりそうだ。
これを受けて日経平均は続落スタートとなる。

先週の安値39444円は割り込む形となり、先週末の高値40012円をつけたことが返ってアダになりそうな形。
こうなるとSQに向けてもう一段の下げが入る可能性が高く、木曜まで続くことになりそうだ。
唯一ざら場で戻せるのなら、逆に木曜まで戻りが続く可能性もあるのだが、いずれにしても厄介な動きになることは間違い無いだろう。
ここは手を出さずにSQが過ぎるまで待つか、細かく立ち回るかになるが、後者は個人的にはお勧めしない。
下値は先物同様に20日移動平均線が目安となり、日経平均の場合は39118円となる。
その下は節目の39000円だが、そこを下抜けるともう一段の調整に入る可能性もあるので、その際には冷静な判断が必要だろう。
仮に戻していくなら昨日の終値39587円はクリアしなければならず、39762円まで戻せるならこの押しは短期的と見ることもできる。
いずれにしても今日の方向性はおそらくSQ前の木曜まで続くと思われるので、ここは一旦様子を見た方が良いと考えている。