NY市場は反発し、底堅い動きを見せた。

ダウは42,305.48ドルで引け、35.41ドル高(+0.08%)だった。
中国との関税問題はまだ続いているものの市場は底堅く推移している。
今週発表されるADP雇用者数やPMIなどの指標に対する楽観的な見方が後押ししている可能性がありそうだ。
ドル円の上昇も一服している点も大きいだろう。
また、原油高騰によるエネルギー株の上昇も後押ししている模様。
ナスダックも128.85ポイント高と大きく反発し、19,242.61ポイントで引けた。

トランプ大統領による規制問題を乗り越えて半導体部門が上昇している理由について、Investing.comでは抜け道があるため、と解説している。
業績に対する不安が和らいでいる点は間違いなさそうだが、この後さらなる上昇につながるかどうかはダウ同様、今週の経済指標などを見てからになりそうだ。
日経先物と日経平均は反発、38000円台も視野に
夜間先物取引は280円高、37,770円での引けとなった。

チャートの形状から、まだダブルトップの懸念は払拭できていないが、このまま前日の高値を目指していけるなら、その懸念はさらに薄くなる。
最も、その後どうなるのかはまだはっきりしないが、一旦、38,000円台までは戻りを試す展開になりそうだ。
上値目安は38,000円付近で、勢いづけば直近高値38,114.47円が次の目標となる。
下値目安は37,470.35円がサポートとなり、EMAの37,356円を下回ると37,320.02円が次のポイントだ。
来週のSQに向けての動きは週後半から週末で決まることになるだろうが、一旦は上昇と見てもいいと思われる。
日経平均はこれを受けて昨日の37,470.35円から反発と想定される。

昨日窓を空けての下落となったが、今日はその窓を埋めるか、再び窓を空けて今度は上昇という形になりそうだ。
上値の目安は先物の終値から考えると一昨日の始値37,912.49円と高値38,114.47円が目安となりそうだ。
対して、下値は昨日始値37,651.18円や終値37,470.35円、安値37,320.02円が目安となる。
火曜の今日、上昇できるなら少なくとも木曜くらいまでの上昇、もしくは横這いは期待できそうだが、SQを睨んで週末は少々注意が必要になると思われる。
また、そのSQの直後がトランプ大統領の誕生日という点や、6月17日、18日に行われるFOMCにも注目すべきところだ。
二日新浦は荒れるとの格言もあるので、今月は上がり下がりに注意すべきだろう。