昨晩のNY市場は急騰。

雇用統計の順調な伸びを受け、一時400ドル近くの上昇となったがその後は利食いに押され、結果は235ドル高、42225ドルでの引けとなった。
トランプ関税発動により高値から一気に1000円超の下げを見せた日経先物とは異なり特に大きな影響は受けていないように見える。
とは言え20日移動平均線を終値ベースでは抜けておらず、また下がってきている120日移動平均線がそれよりも上にあるため、伸び代はあるのものの少々気になる位置でもある。
日本を含め各国の指数はこの後大きな動きを見せることとなるだろうが、関税問題による不確実な動きは始まったばかりと言えるだろう。
ナスダックも大幅に続伸。

150ポイント高で長い陽線を見せたが、実のところは先週末の始値の位置にはまだ届いていない。
関税に関してはそう大きな影響は受けないと思われるが、それでも資金の流れの影響は受けることになるため、この後の米国指標や海外市場の動きに左右されることになるはずだ。
実際のところチャートを見る限り、位置的にはかなり下げてきているため、ここから反発するには関税云々だけでは無理だろう。
今晩から明日にかけての指標なども確認しながら、ダウ同様不確実な市場動向に付き合わなければならない。
先物は高値36510円から一気に下落、終値34830円で日経平均は35000円割れスタート
夜間先物取引は一時36510円の高値をつけた後、トランプ関税の発動に関する発言を受けて一気に下落、終値は34830円となった。

昨年8月の位置との比較のため少々見づらいチャートになっているが、昨年の安値からのひかくでこの位置となる。
先物チャートにおける2月13日からの下降トレンド下限を下抜けてのこの位置だが、この後のざら場の動き次第でトレンド内に戻るかどうか、確認したいところ。
戻れずにそのまま下落が続くなら、もう一段下も考えることになるが、少なくとも下げ止まる兆しは今日ではなく明日になるのではないだろうか。
いずれにしてもこの下げが始まりなのか終わりなのかはまだ不確定要素が多過ぎて判断できない。
この後のざら場の成り行きを見るしかないだろう。
ただ、三日足や週足ベースで見ると、下げ止まるような位置には見えないため、ここからのさらなる下落の可能性は否めないということも書いておく。
さて、日経平均はこれで35000円割れからのスタートなりそうだが、計算の都合上チャートはそうはならないかもしれない。

いずれにしても大幅な下げが予想され、ホルダーの方々は気が気ではないだろう。
赤いラインが35000円の位置で、最終的にはこの前後での動きからとなりそうだが、この位置は、昨年10月15日から(黄)と今年の2月13日から(緑)の2つ下降トレンドの下限位置に近く、尚且つ35000円割れはそれをした抜いた位置になる。
ここまで下げてきたとなると、一時的な反発はありそうだが、割り込んだままの時間帯が長くなると、さらなる下落が続く可能性も出てくる。
実際、昨年12月19日からの下降トレンド(紫)を割り込んだ2月下旬の下げは、一瞬戻ったかに見えたがその後再度下回った後また下降トレンド内に戻したものの、結局は3度目の下抜けからここに至っている。
こうしたトレンドに対する流れは意外に侮り難い面もあるので、ここからの動きには注意したい。
とりあえず今日の目安としては、35000円を割れたまま1日を終えるかどうかがまず1つだろう。
窓を空けての下げとなるが、昨日の安値、35426円にすぐ戻せるかどうか、一時的であってもそれができるかどうかでこの下げの底打ちのタイミングが前後することとなるだろう。
仮に窓を空けずに済むのであれば、結果1000円安となったとしても明日以降近いうちに下げ止まる可能性は高いと思われるが、窓を空けたまま取引を終えた場合は、そのタイミングは少し後ろにずれ込む可能性が出てくる。
何れにしても短時間でそこを打つかどうかは今回微妙な状況と言わざるを得ず、買いのタイミングはよく考えるか、何度かに分けて様子を見ながらといった形で相場に臨むのが良いと思われる。
もちろんここからの下げに対して売りから入ることもできるだろうが、上下激しい動きになる可能性もあるので、その点は覚悟しておくべきだろう。
なお、先物は時間足関係なく、35400円を上抜けていけるなら、戻りは早そうだ。