昨晩のNY市場は大幅続落。

ダウは670ドル安と120日移動平均線を割り込んでの引けとなっている。
1月10日〜13日にかけての動きをトレースできるかどうか、今晩確認が必要だろう。
今回の下げを二番底と捉えられるなら、それも期待はできそうだが、まだ下落の途中となった場合は急落はないにしても下げが続く可能性がある。
関税戦争が始まってしまった以上、ある程度の下落は仕方ないが、簡単に片付く問題でもないため、しばらく影響は避けられないだろう。
ウクライナ情勢も変化しつつあり、まだしばらくはトランプ砲の影響を鑑みつつ様子見が妥当なようだ。
ナスダックも大幅に続落。

240日移動平均線を割り込む場面があり、その後戻して今度は下降トレンドの下限の上まできたものの結果は失速して下降トレンド下限で頭を抑えらた格好。
下げ止まったかどうかはまだ数日確認が必要だろうが、ここ出戻りがあったとしても、来週以降、二番底確認のタイミングは必要になるだろう。
昨年12月16日からの下降トレンドは継続していると考えられるため、戻りはあっても大幅な上昇が続くことは現実的ではなさそうだ。
先物一時1100円安、乱高下の結果410円安で引け、日経平均は続落から底値探しか
夜間先物取引はスタートから下げを見せ一時1100円安となる36260円まで下げた後、大幅に戻して一時37550円まで戻すも、結果は36960円と異常な乱高下を見せた。

結果的には大幅続落と言えるが、この長い下髭を今日維持できるかどうかが焦点となる。
少なくとも2月28日終値となる、37110円を超えて引けることができないと、底打ちを確信する事はできない。
欲を言えば陽線が欲しいところだが、この後ざら場で戻したところで戻り売りに晒される可能性があるため、注意が必要な場面ではある。
仮に36260円が底だったとしても、二番底探しは今週以降あるだろうから、今暫くは短期的な売買で様子を見る必要がありそうだ。
これを受けて日経平均は続落スタートとなりそうだ。

どのあたりでスタートするかはわからないが、昨日の長い下髭範疇に収まるかどうか。
昨日の安値36816円を下回るかどうか、確認したいところ。
これに触れずにその上で推移するなら、二番底は確認できたとも言えるだろうが、今日はそこを割るか割らないか、底値探しの1日となりそうだ。
割ってしまうと下落が続く可能性が高くなり、先に書いた通り底値探しが今週続くことになる。
一方で昨日の終値37330円まで戻していけるなら、一旦底打ちといっても良いだろう。
ただし上値は限定的と考えられ、下降トレンドの下限、37500円で頭打ちとなる可能性もある。
戻すならそれを抜けていけないと戻り売りとなるため、今日は乱高下の中、上値下値の行方を確認する必要がある。
日経先物時間帯別目安
- 4時間足 37000円を挟んだ動き、37300円、37580円が上値の目安で、37580円を抜けたら37780円が次の目安。下値の目安は36400円で、これを下抜けてしまうと下落続く
- 時間足 上値は37280円、これを抜けないと反発は難しい。下値は36700円で、その下は36400円だが、その前で止まったら押し目買いになる
- 30分足 上値は37370円が目標、現在は押し目買いの範疇だが、36770円を割り込むとそれも怪しくなる
- 5分足 底値からの戻りに対する押し目となるが、36870円を下抜けると戻り売りの範疇に変わる。上値は37450円、下値は36690円が目安