昨晩のNY市場は続伸。
トランプ大統領のAI開発促進政策の発言でハイテク部門が上昇、S&P500が史上最高値更新目前まで迫った模様。
ダウは御覧の通り上抜けての位置。
足がかかりはおそらく、11月11日と29日の高値と19日の安値から作る平行チャンネルになりそうだが、まだ下限には遠い位置。
このまま上昇トレンドに乗るにはまだ足りない。
この状況でFOMCまで保てるのかどうかといったところ。
ナスダックも続伸でこちらは高値更新が少し視野に入ってきたかといった印象。
上抜けてきた点は評価できるがダウ同様、このまま上昇を続けられるかどうかは、トランプ大統領の発言を待つくらいしか今のところネタが思いつかない。
12月26日と1月6日の高値に並んできたこともあり、ここをさらに上抜けることができるかどうか、今晩からの注目となる。
先物一時39940円まで、日経平均も40000円を伺う態勢も気になる日銀会合
夜間先物取引は一時39940円を付けた後下落、結果は230円高の39810円となった。
ここまでの上昇は上髭を付けつつも抜けてきた結果だが、4連騰となる今日から明日にかけて、どうなっていくのだろうか。
終値の位置は11月15日からの下降トレンドの上限に引っかかっており、ここを抜けきれないと上昇トレンドに乗ったとはいいがたい。
また、もう1つ気になるのは12月19日からの下降トレンドもまだ残っている点。
これを抜けるには40300円台は確実に必要なので、そこまで上がっていけるのかどうかも考えることになる。
そして今日から始まる日銀金融政策決定会合の行方次第で、週末までの日経平均の動き方が決まってくる。
39800円台まで伸ばした先物だが、実際は昨日と逆で一旦売り込まれる可能性がある。
それを踏まえると、昨日窓を空けての上昇となった日経平均だが、2つ目の窓を空けるには苦しい気もする。
もちろん、今日、明日と三空を空けてから下落、というちょっとご都合主義な結果も想像したくなるのだが、流石にそうも行かないだろう。
利上げがある、という前情報をもとに臨むこの二日間だが、既に織り込み済みと考えてもよく、リークされた情報通り利上げが確定した場合は、そこで天井、というケースもある。
また、予想に反して利上げ見送りとなった場合は逆に一気に円安が進み乱高下する可能性もある。
今日は上値目安がつかみづらいが、先物の高値39940円付近が1つ目、その上は40000円の節目だが、あっさり抜けたら40080円付近までは行ってもいいはず。
一方で天井となりそうな動きになるなら、高値は良いとして昨日の終値39646円を下回る可能性があり、窓埋めとなる39238円を付けると高値決まりからの天井、という可能性も出てくる。
いずれにしても今日もまた、警戒しつつ臨む必要があると思われる。
日経先物時間足別強弱
- 5分足 下値不安は800円割れから760円、720円まで、それをさらに抜けると650円、630円
上値は880円を抜けても900円台前半が重そう - 30分足 890円を抜けないと上は厳しい、800円を割って750円も割ると一気に620円まで下げる可能性
- 時間足 890円を抜けると青天井、750円を割ると670円まで、その下は580円まで
- 4時間足 830円を抜ければ940円、その上は40000円まで、逆に830円維持できなければ770円、その下は580円まで
上抜けないと反動は結構厳しいものがありそうだ。