年内最終取引を終えたNY市場は続落となった。
12月18日の下げに対する戻りが一巡して二番底探しといったところになるだろうか。
下髭を付けたので一旦底打ちか、とも思われるが、年明け早々に買い戻しがあるかどうかは微妙だろう。
休み明けとなるため再度調整が入る可能性もあるが、下げたとしても120日移動平均線が支えになってくれると思われる。
そういった観点から考えると、年初はしばらく難しい時間が続くのではないだろうか。
ナスダックも235ポイントの大幅続落。
一時20日移動平均線付近まで戻したものの結果は上下髭のある短い陽線となった。
年明けの続落も想定できる形で、19300ポイント付近を割れると一段安となるため、その辺りを守れるかどうかといったところになるだろう。
尤も、AI・ハイテク部門は今年後半にだいぶ売られた部分もあるものの、業績自体は悪くないはずなので、崩れる可能性は低いと考えている。
年明け売られたとしても、すぐに戻せるなら心配は要らないと思うが、週末に向けて下げ続けると少々厄介なことになるかもしれない。
掉尾の一振は一瞬、夜間取引で下落の先物、日経平均は前途多難の大発会
大納会後の夜間取引は450円安、39450円と大幅に沈んだ。
一瞬の掉尾の一振は立った二日で戻された格好だが、ここで止まれるかどうか。
一応日足チャートでは20日移動平均線まで下髭が伸びており、その上で引けているので止まったと言っても良いかもしれない。
しかしながら他のチャートなどを見ると短期的にはまだ収まっていないように見受けられるため、まだ予断許さじといったように思える。
39450円の先物を受けて年初の日経平均はどうだろうか。
大納会が前日の陽線の半値を割って引けた陰線のため、少なくとも全値押しとなるのは確実だったが、夜間先物が39450円で引けているため、3日の休日取引次第ではあるが、窓を空けてのスタートとなりそうだ。
その場合は平行チャンネルの下限が39450円付近となるため、上値を抑える形になる可能性がある。
20日移動平均線が39282円の位置で、また12月前半の高値からの下降トレンドの上限も近い位置にあるため、下げたとしてその辺りで止まる可能性は高い。
しかしながら一瞬で終わった掉尾の一振が逆に重しになる可能性もあるため、年初に買い需要があまり無いともう一段の下げが続くことにもなる。
その辺りは実際に大発会の日に確認する必要があるだろう。
またそうではなく、仮に1月3日の先物が40000円付近まで戻した場合は大発会の買い需要次第では再度40000円台復帰も有り得る。
この辺りは年初の先物の動きも絡んでくるため簡単に答えを出すことは難しい。
もう少しすっきりと年明けを迎えたかったのだが、そうも行かないようだ。
1月は調整、2月は節分天井となるか
毎年のことだが1月は弱いことが多いので、年初から下げた場合は月半ばで底打ち反転となり、節分天井となることが想定される。
この年初の下げがいつまで、あるいはどの辺りで起きるかで、2月の天井のタイミングが前半か後半になるかが決まってくる。
来年はどうも早めに底が入って1月後半から2月にかけては上昇していく可能性がありそうだが、その辺りは1月の大納会から1週間の動きで決まるので、暫くは我慢の時間が続くことになりそうだ。
さて、今年も1年、好き勝手に書かせていただきましたが、来年も変わらず続けていく所存です。
読んでいる方には役に立たない文章でお見苦しい点も多々あるかと思いますが、引き続きお付き合いいただけると幸いです。
皆様のご多幸を願って、年末の挨拶とさせていただきます。
来年もよろしくお願いいたします。