週末のNY市場は大幅続落。
小売売上高が予想を上回り、好調な経済状況を示した裏で利下げ期待が後退、金利の高止まりを警戒しての売りが続いたと見られる。
ダウは窓を空けての下落となり、306ドル安、43444ドルとなった。
11月頭の安値から直近の高値の間の中間点ギリギリで止まったのだが、今晩ここを割り込むかどうか。
半値押しは・・・のくだりは何度も書いているが、実際に半値押しの後は8〜9割の確率でほぼ全値押しとなることを考えると、今晩の動きは重要だろう。
すぐ下には20日移動平均線があるが、そこに達した時点で半値を割っているので、止まれる可能性は低いと考えるべき。
ナスダックも窓を空けての大幅続落となった。
こちらは11月安値から高値の半値を割っており、20日移動平均線も割り込んでいて、8月から引いた上昇トレンドの下限も割り込んでいるように見える。
ここまで来ると18000ポイント付近までの下落も考えられるが、更にここからノンストップで下げるかどうか、と言ったところだろう。
先日の高値までの上昇が急だったこともあるが、ここまでで窓がいくつも空いているため、動きが激しくなりやすいので注意したい。
一時38000円を割り込んだ先物は630円安、日経平均は20日まで厳しい日が続く
週末の夜間先物取引は37780円を安値として引けには若干戻って、それでも630円安、38040円となった。
終値ベースで11月の安値を割り込んでおり、3本の移動平均線の下となった状態では、ここで底打ち、というのも少々無理がありそうだ。
10月の終値ベース安値は37750円なので、今日は再度ここが意識されそうだ。
これを受けての日経平均は、20日に向けて厳しい動きが予想される。
チャート上では過去の高値ラインの37887円、37674円があって、10月の安値は終値ベースで37913円、ざら場安値は37712円と、やはり37700円台が目安となりそうだ。
これを割ってくるとその下が、9月から引いてある平行チャンネルのトレンドレンジの下限37300円付近。
もう1つは2023年の頭から引っ張り続けている平行チャンネルのトレンドの上限で、これも37200円台で、240日移動平均線も丁度その位置になっている。
月の需給の切り替わりの20日までにそこまで一気に、とは言わないが、可能性としては考えておくべきだろう。
また、20日で変わるとはいえ、そこから反転、ではなく、そこから更に下落、というパターンもあるので、その点にも注意したい。
そんな中で上値予想をするのが気が引けるが、120日移動平均線の38271円が今日の上値の目安としたい。
ここを仮に抜けて終値で維持できるなら、半値押しは全値押し、が覆される可能性もある、と考えられるが、果たしてどうだろうか。