昨晩のNYはまちまち。
ダウは前日の大幅な下げに対して若干プラスで引けたものの上髭。
調整に入ったと考えても良いかもしれない。
調整幅は6日の長い陽線をもとにすると半値位置の43300ドル付近か、4日〜11日かけての上昇幅の半値43000ドル付近が目安になりそうだ。
それらを下抜くと前戻しとなる可能性が高い。
今日明日の晩の動きに注目。
ナスダックは続落。
50ポイントではあるがここで上値が抑えられている点は注意が必要だろう。
ここから調整が入るとしたら、7日開けた窓の上限、19087ポイント付近が最初の下値目安になる。
窓を埋めずに済むなら踏みとどまれるだろうが、埋めてから戻るには少々難しくなりそうだ。
ダウ同様今日明日で下げ渋るならもうしばらく高値圏を維持できそうだが、どうだろうか。
先物一時38500円割れも320円高で引け、日経平均は再度39000円台へトライ
夜間先物取引は一時38500円割れまで下げたもののその後上昇し、結果は320円高の38970円での引けとなった。
20日移動平均線まで戻したことで、今日上抜けることができれば再度上昇も可能だろう。
それには39000円を超えていかなければならない。
目安は昨日の高安の半値の39050円から陰線本体の半値39100円付近。
ここを抜けていければ、という条件になる。
一方で、20日移動平均線の38951円を下回って引けるとまだ弱気継続となりそうだ。
日経平均の方はどうだろうか。
昨日の高安から見ると38990円付近が中央値になるので、やはり39000円に乗せるかどうかが重要になってきそうだ。
心理的節目でもある39000円は今日の重要なラインでもある。
ここを抜けきれないと、再度60日移動平均線と20日移動平均線との間で動きにしばらく終始することになりそうだ。
為替が155円を上抜けてきて来月の日銀の金融政策決定会合での利上げを織り込み済みとの話も出ているため、日銀が弱気な発言をしようものなら再び160円も視野に入ってくるのだが、これが日本市場にどう影響するかはまだ未知数。
企業の業績は見通しがかなり控えめになっているため、これまでのように円安=株高と単純にはなりそうにない。
上昇期待はあるものの、しばらくは不安定な日が続きそうだ。