昨晩のNY市場は横這い。
ダウは中東情勢の懸念とADP雇用統計が予想を上回ったことなどもあって、一時42000ドルを割る場面もあったが、結果は39ドル高と小幅高に終わった。
やはり需給面でここから上を狙うには難しい時期でもあるため、ここでの足踏みは致し方ないところだが、来週以降を占うためにも今晩と明日の動きを引き続き注視したいところ。
ナスダックもほぼ横這い。
前日の大幅な下げに対して何とか踏みとどまっている格好になっているが、ここからもう一段の下げがあるかないか、まだ予断を許さない状況だ。
形的にはここから更に下げる可能性もあり、少なくとももう500ポイントくらいの調整が入るかもしれない。
20日移動平均線と年初からの平行チャンネルの上限が支えに見えるので、今日明日、これを下抜けるかどうかで来週の方向性がきまりそうだ。
先物は火曜からの行って来いで940円高、日経平均は再度39000円に挑戦
夜間先物取引は940円高、38690円と、火曜日の高値付近まで戻して引けている。
昨日の陰線は一体何だったんだという行って来いの三日間となっているが、ここで再度仕切り直しとなるかどうか。
総裁選の前後の動きを除けば元の位置に戻ったとも言えるので、先週の高値39900円を今日明日で奪還できるかどうかを注目したい。
尤も、ざら場で利食いからの失速、と言う可能性も無きにしも非ずではあるので、期待し過ぎもよくない。
日経平均はここで窓を空けるかそれとも前日の様にうまく鞘寄せしながらの上昇となるかどうか。
何れにしても38000円台後半に戻すことにはなるだろうから、そこから再度39000円を意識できるかどうか。
上値の目安は火曜の高値38718円と月曜の始値の39117円付近。
39000円台奪還となれば明日は週末であってもSQ1週間前にもなるので、高値を撮りにいけるかもしれない。
ただ、来週はその分反動が来るかどうか、通常なら火曜以降反対方向に向かうことが多いのだが、総選挙が行われるとなると少し変わってくる可能性もある。
選挙前は上昇するというアノマリーがあるので、来週はその辺りも踏まえて読みにくいとも言える。
一方で戻り売りを浴びて後場に失速というパターンも一応想定はしておくと、スタートの位置にもよるが、昨日の高値38200円台から38000円割れ再びということもある。
こうなると週末までは38000円台後半から37000円台後半の往来相場に終始することとなり、その場合は気苦労の多い1週間という結果となりそうだ。