週末のNY市場はまちまち。
ダウは一時大幅高となり史上最高値更新となったものの引けは値を消し、137ドル高の42227ドルで引けた。
それでも終値ベースでの高値更新となっている。
この形は7月、8月の月末に見ていた風景に近く、今晩は警戒が必要に思われる。
ここから調整に入った場合は1週間は引きずるので、その場合は20日移動平均線くらいは覚悟が必要だろう。
必ずしもそうなるとは限らないが、長い上髭の後だけに注意しておくべき。
ナスダックは反落。
チャートで見ると2本陰線が続いた形で、高値をつけての続落はダウとは違った形のあまり良くない結果だ。
こちらも調整入りになると500ポイントくらいは下げはあっておかしくないだろう。
もちろんここで持ち堪える可能性もあるかもしれないが、NVIDIAが不安定な状況下で半導体やAI関連で引っ張ることは難しいと思われる。
そう考えると横這いが良いところで、現状はダウ同様今晩次第で方向性を見定めることになりそうだ。
石破ショックで2000円超下落の先物からV字回復はあるのか?
夜間先物取引は、自民党総裁戦の決選投票が決まった直後のスタートから一気に1000円超の下げを演じ、結果は2410円安の37440円となっている。
そもそもこの上昇が異常だった分、元の鞘に収まった格好にも思えるが、果たしてここからさらなる下落はあるのだろうか。
イベントに乗じたお祭りだっと考えられるなら、ここはオーバーシュートからの戻りくらいは期待しても良いのではないだろうか。
もちろん、V字回復は簡単には望めないと思う。
その上で現物を考えるなら、前場かあるいは10時まで、早ければ9時半くらいまでは大幅な下げを演じることになるだろう。
先ほど書いたオーバーシュートだが、窓埋めということを考えるなら最大でもう1000円幅、18日の高値36675円までを考えておきたい。
いや流石にそこまでは無いだろうとは思うが、念の為。
その上でもう一段上の下値目処は37000円割れ付近、右肩上がりに引いてある平行チャンネルの下限付近になる。
大体はその辺で止まると思われるので、打診買いを始めるならそこから、といったところだろう。
先物だけの結果なので、現物は少なくとも一旦処分売りが出るのは当然だが、思っているほど売られなかったり、思っていた以上に売られたりと、個々の銘柄によって変わるので、個別銘柄においてはそれぞれとなる。
何れにしても1度は下げる場面があるので、冷静に対応しつつ反転を待ちたい。
上値については正直わからないのだが、戻って38000円が良いところだろうか。
移動平均線が3本が集まっている37000円台後半を抜けるなら、それも考えられるが、そのためにはどこかで一気に上昇していかないと、V字回復は望めそうにないので、デイトレを考える場合は売るタイミングは早めが良いかもしれない。