昨晩のNYは大幅な反発となった。
ダウは522ドル高、42025ドルと42000ドル台に乗せて史上最高値を更新。
一方で、8月後半の動きを想起させるような上昇の始まりではとの見方もできる。
NYは今晩SQを迎えるので、その後の動きも気になるところだが、利下げサイクルが始まったばかりでもあるので、しばらくはこの勢いを維持できるのでは、と考えている。
少なくとも来週1週間は今の向きを維持できるのではないだろうか。
ただその場合、月末から月初にかけての動きには注意をしないとならない。
先の急落のパターンに必ずしもなるわけではないだろうが、念の為の用心はしておきたいところ。
ナスダックもようやく上抜けとなった。
先月の高値を抜いての引けは十分意義のある終値だ。
この位置は7月の下落局面においても一旦踊り場となった位置なので、ここでもう一段抜け切れれば来週期待できそうに思える。
ダウとは違って上値目標を付けやすいだけに、ここは期待をしたいところ。
ただし、窓を開けての上昇なので、ダウも含めて今晩急落だけは避けてもらいたいところでもある。
先物610円高で大幅続伸、日経平均は上抜けも三連休前と日銀会合に注意
NYの大幅な上昇に伴って夜間先物取引も610円だかと大幅続伸となった。
上値は60日移動平均線と120日移動平均線が抑えている状態なので、今日か今晩にこれを抜けることができるかどうか、といったところ。
どちらかと言うとざら場よりも夜間取引の方が重要に思える。
来週は3連休のため現物市場は1日休場だが、今週の月曜とは異なり先物取引は開かれるため、その資金石ともなる夕方以降の先物の動きが来週を決めるといっても良いだろう。
その場合は今日のざら場は昨晩の動きをトレースするだけの確認相場となる。
一方でつなぎの相場となってざら場更に上昇できるのなら、38000円台も見えてきそうだ。
そういった意味で現物の日経平均は、まずは37700円台をクリアできるかどうか、これが最初の上値目安となる。
これを抜けると、今日はもしくは3連休明けに9月頭の窓の下限、38080円に届くかどうかというところまで伸びることになる。
窓埋めとなる38581円も来週は視野に入るだろうが、まずは今晩と週明け月曜の先物の動き次第となるため、今日のところは利食いかギャンブルポジションか、それらを踏まえて調整しておくべきではないだろうか。
一方で、今日は日銀会合もあるため、植田総裁の発言次第では後場から失速、という可能性もなきにもしあらずといったところ。
最悪のケースは昨日の窓を埋めてしまう下げとなることだが、そうはならないと100%言い切れるものでもないので、昼休み〜後場にかけての先物の動きを注視したい。